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るりいろ(MILK &honey後日談)
第1章 浮気?!

「……バイク……!?」

「うん。俺の愛車……最近は乗る暇あんまりねーんだけど」

 メタリックブルーのタンクに、跳ね馬のエンブレム。カウルの付いてねーネイキッドの、いかにもバイクらしいバイクだ。

「すごい……おっきいバイク……!」

「や、全然おっきくねーから。」

 どんなバイクと比べてんの、るり。郵便屋さんの乗ってるヤツか。

「排気量も、250だし。ガタイ良くねーから、こんくらいがちょうど良んだよなー」

 ……とか言って、憧れと見栄でモンスターみてーのに乗ってた事も有るけどな。今は乗る暇もそんなにねーし、遠出もしねーし、馬鹿デカいのにちっこい奴が乗ってんのもカッコ良くねーし。
 一番愛着が有ったコイツだけ残して、手離した。最初に買ったバイクだったし。

「もしかして、これ、二人乗り出来る?」

 ……やな質問が来た。
 何がイヤって、るりの目がきらきら輝いてる事だ。

「出来ねー。」

「出来ないの?……座るとこ、こんなに長いのに?」

「……やなとこ見てんなー……」

 ぶつぶつぼやくと、むっとした顔になった。
 むっとした顔を受けて立って、じーっと見返す。
 結局、しばらくのにらめっこの末、諦めて負けて目を逸らした。
 腹いせ半分、にらめっこの原因になったバイクに元通りにカバーを掛ける。

「あ!」

「……当コーナーは本日は閉店致しましたー」

 名残惜しそうに残念そうに恨みがましい目をされたけど、お見せすんのはもうお終いだ。

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