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復讐の味は甘い果実に似て
第8章 復讐の行方 ~明日香の告白~
「……ところでさあ、明日香は先輩と……どういう感じだったのよお。」
 調子よく2本目のサワーの缶を開けて、酔いで目の座ったひかるが聞いてきた。
 
 やっぱりきたか、この話。
 しかし、どうと言われても……困ってしまう。
 正直に言えば、始めて膣内でイカされて、膣内でイク快感に目覚めてしまい、猿のように盛ってました、ということになるんだろうけど、そんなこと言えるわけがない。

「……いや、だから、わりとイイ感じだったよ。うん。」
 とりあえず、適当に答えてしまった。
「あーあ、また、そうやってはぐらかしたあ。そんなの前にも聞いたよ。もっと、克明かつ詳細に教えてってばあ。もっと生々しくう。」
「いや、だから、そう言われても、何を克明に言えばいいのか……。」
「いーじゃん、教えてよう。あたしたち、ある意味、姉妹じゃん。」
 ひかるに『姉妹』と言われて、わたしは思わず、飲んでいたビールを吹き出しそうになった。

「だってほら、こういうの『竿姉妹』って言うんでしょ? えへへ、明日香お姉ちゃん。あ、でも、それ言ったら、恵梨もお姉ちゃんか。」
「もう、この酔っ払い。じゃあ、教えてあげるわよ。先輩に、最初に挿れてもらったとき、わたし、はじめて膣内でイったの。火花が散るような感じがして、すごく気持ちよくなって、目の前が真っ白になったの。」
「……そうなんだ。多分、あたしも明日香と同じのじゃないかな、っていうのはあるけど、はっきりとは分かんないなあ。……ちょっと悔しいかも。」
 少し、遠い目をしながら、ひかるが言った。

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