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第10章 それぞれの朝

　僕は自分の指にローションを垂らすと、そのまま、ひかるのアナルに指を差し入れようとした。ひかるのアナルが震えながら僕の人差し指をゆっくりと飲み込んでいく。
「くっ……ううっ……やっぱり先輩の指だと……感じが……。」
　ひかるが恥ずかしそうに声をあげ、僕の方を振り向いた。

　口では、そう言いつつも、ひかるの穴は僕の２本目の指を受け入れて、締め上げてくる。
　僕はローションのついた指の腹を彼女の肛内の粘膜に擦り合わせた。
「ひゃうううっ！　ダメえっ！……そんなにぐりぐりしちゃダメですう……。」
　僕の指の動きにひかるが声をあげて、目を潤ませる。

　ひかるのアナルが十分にほぐれたことを確かめて、僕は自分のペニスにローションを垂らした。
　そして、彼女のアナルにも、ローションをたっぷりと塗していく。
「そろそろ……挿れていいか？」
　ローションで光るアナルの収縮がまるで僕を誘っているかのように見え、我慢できなくなった僕はひかるにたずねた。
「はい……どうぞ……ゆっくりお願いします。」
　ひかるは小さな声で僕に答える。