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スパダリ課長とチート主人公な私の話。
第21章 魔導戦士の決意と白魔道士の告白
『コウさんって本当にミツキさんのこと好きだね。』


『いや…そんなんじゃない。俺、年の離れた兄貴がいるんだけど、兄貴が高校生のとき、好きな人いるくせに仲の良い関係を崩したくないとかで結局そのまま卒業後は連絡も取り合わないで別れたままだとかで見ててイライラするほど後悔してるから、そうにはなってほしくないなって思って』


『ネドゲったってチャット機能あるし、元の性格を丸ごと変えるなんてできないだろ。そう思ったらソラならミツキのこと任せられるなと思って』

『ありがとう。コウさん』


もう一度ミツキさんと話してみよう。

ついている嘘を正直に話してみてーー…。

ミツキさんに受け入れてもらえるかなんてわからないけど、このまま嘘をついていたくないしね。

コウさんと話しながら、クエストをこなす。



明日朝早いから、今日はこのまま落ちることにした。
ミツキさんには会えなかったけど仕方ない。






ソラと入れ違いでミツキがログインした。


『今までソラいたんだけど、見事に入れ違ったな』

『そうなんですね。もう落ちるなんて珍しいですよね』


もしかして、自分がいるから?とも思うけどーー…。
この前、あんな話をしてしまって、ソラさんのことを好きだって勘付かれた?
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