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スパダリ課長とチート主人公な私の話。
第21章 魔導戦士の決意と白魔道士の告白
『明日朝イチで用事あるらしい』

朝イチ?
そういえば…彼女も朝イチで出かけるって言ってたっけ。
本当にソラさんと彼女は似ている。

どっちも好きだっていうのは…いけないことだよね。
ソラさんに至っては同性だし……同性でもアリなのかと自分でも驚いてる。


『あのさ、お節介かもしれないけど、ソラにはミツキのこと真剣ならちゃんと考えてって言っちゃったんだ』


コウくんはミツキの中身が“男”だと知られてないからソラさんとのことを一度相談してからは親身になって考えてくれている。

俺は嘘ついて、ゲームしてるのにーー…。



『コウくん…実はずっと隠してたことがあるんだけど…』

『俺、中身は男なんだよ。だからソラさんとは多分どうにもならない。というか、なれない…』

『なるほど…どうりでやたらリアルにいる女より男をわかってると思った』

『ごめん。2年近くも黙ってて』

『まあネットの世界なんて色々あるからな。前に言ってたストーカーの件はマジなの?』

『それはホント。その時は演じるなんてことはしてなくて素のままだったから、ネドゲ友達だった女の子と親しくなりすぎちゃったんだ。相方だったんだけど、他の人と話すだけで怒りメッセージとか来るし、ログインが一日空くだけでもメッセージ来てた』
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