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スパダリ課長とチート主人公な私の話。
第25章 今はまだ『役』でもいい
「戻ってもいいですけど…」
「安岡からしたら、意味わからないままだろう。」
もういつもの課長すぎてちょっと淋しい。
握ってた手もいつの間にか離されてるし……。
「…そういえば、さっき安岡くんに告白されちゃったんですよね。戻ってもいいなら…戻りますけど…。」
チラっと課長を上目遣いで見てから、元来た道を戻ろうとしたら、腕を掴まれる。
何これ…楽しいし、嬉しい。
「前にも言ったけど、彩華にはまだ彼女役でいてほしいから…やっぱり戻らないでほしい。」
手で口元を押さえてるし、辺りも暗いから表情は見辛いけど、照れてるような雰囲気も感じれて、それがすごく嬉しい。
「はい。戻らないです。」
「…彩華、絶対わざとだよね?」
掴んでいた腕から手に握り直され、指を絡める握り方で一般的にいう『恋人繋ぎ』にドキドキが加速する。
そのまま駅へ向かって歩く。
「…安岡には連絡入れといて。」
課長に言われ、スマホからメッセージを送った。
告白されたことと今の状況についての謝りの言葉。
「安岡からしたら、意味わからないままだろう。」
もういつもの課長すぎてちょっと淋しい。
握ってた手もいつの間にか離されてるし……。
「…そういえば、さっき安岡くんに告白されちゃったんですよね。戻ってもいいなら…戻りますけど…。」
チラっと課長を上目遣いで見てから、元来た道を戻ろうとしたら、腕を掴まれる。
何これ…楽しいし、嬉しい。
「前にも言ったけど、彩華にはまだ彼女役でいてほしいから…やっぱり戻らないでほしい。」
手で口元を押さえてるし、辺りも暗いから表情は見辛いけど、照れてるような雰囲気も感じれて、それがすごく嬉しい。
「はい。戻らないです。」
「…彩華、絶対わざとだよね?」
掴んでいた腕から手に握り直され、指を絡める握り方で一般的にいう『恋人繋ぎ』にドキドキが加速する。
そのまま駅へ向かって歩く。
「…安岡には連絡入れといて。」
課長に言われ、スマホからメッセージを送った。
告白されたことと今の状況についての謝りの言葉。