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スパダリ課長とチート主人公な私の話。
第29章 チート系ヒロインは3次元にて恋をする
15時ーーー。
「新商品は前にも言ったけど、クリスマス前に向けて出すことになる。で、コンセプトとしては、恋人というよりはこの時期にも仕事を頑張っているサラリーマンやOLに仕事帰り、自分へのご褒美として手に取ってもらえたらなと思ってる。」
仕事中の課長はやっぱり、すごく素敵だなと思う。
ハキハキと話すのもしっかりと自分の意見を持っているのに、それを押し付けないところも上司として、信頼できるし頼りたくなる。
ーーー…すごく、好き。
ミツキさんへ抱いていた、ふわっとしたような感情じゃなくて、誰にも渡したくない、取られたくない、そばに居たいと明確な想いがある。
「商品の案としていくつか上げたいと思うけど、何がいい?」
「コンビニに売ってるもので、手に取りやすいものだとしたら、チョコ?」
「いや、チョコでもいいけど、それだとクリスマスじゃなくてバレンタインのイメージが強いかもしれない。」
みんなが出す意見を一つ一つ、ホワイトボードに書き出す。
クリスマス…独り身…仕事帰り…私なら…。
「佐倉は?」
課長が振り返って私を見る。
「私は一人でも食べやすいカットされたケーキにシンプルだけど、少しクリスマスも感じれる飾りがついてるものだと手に取ってみようかなと思います。ありきたりですけど、やっぱりクリスマスはケーキのイメージが強いので。それにケーキ屋だと時間によっては閉まってることもあるので。」
「新商品は前にも言ったけど、クリスマス前に向けて出すことになる。で、コンセプトとしては、恋人というよりはこの時期にも仕事を頑張っているサラリーマンやOLに仕事帰り、自分へのご褒美として手に取ってもらえたらなと思ってる。」
仕事中の課長はやっぱり、すごく素敵だなと思う。
ハキハキと話すのもしっかりと自分の意見を持っているのに、それを押し付けないところも上司として、信頼できるし頼りたくなる。
ーーー…すごく、好き。
ミツキさんへ抱いていた、ふわっとしたような感情じゃなくて、誰にも渡したくない、取られたくない、そばに居たいと明確な想いがある。
「商品の案としていくつか上げたいと思うけど、何がいい?」
「コンビニに売ってるもので、手に取りやすいものだとしたら、チョコ?」
「いや、チョコでもいいけど、それだとクリスマスじゃなくてバレンタインのイメージが強いかもしれない。」
みんなが出す意見を一つ一つ、ホワイトボードに書き出す。
クリスマス…独り身…仕事帰り…私なら…。
「佐倉は?」
課長が振り返って私を見る。
「私は一人でも食べやすいカットされたケーキにシンプルだけど、少しクリスマスも感じれる飾りがついてるものだと手に取ってみようかなと思います。ありきたりですけど、やっぱりクリスマスはケーキのイメージが強いので。それにケーキ屋だと時間によっては閉まってることもあるので。」