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スパダリ課長とチート主人公な私の話。
第46章 いつでも来ていいよ
♢♢♢♢♢♢♢

平日のいつもと同じ時間ーー。
ーーより、少し早めに目が覚めた。


ワンルームのマンションだから、起きた時同時にテレビの前にあるテーブルにふと目がいった。


そこにある一本の鍵。


「合鍵なんて初めてもらった」


誰もいない部屋にポツリと漏れる言葉。

鍵を渡された朝、休日だし外へ出かけようかということになった。
急なお泊まりで前日の服しかなかったから、一度自宅へ戻ることにした。
車で送ってくれるという言葉に甘えて……。

電車でいえば、二駅しか違わない。
私の家は駅からさらに20分近く歩くところにあって、都内ど真ん中でもやや格安なアパートやマンションが建ち並ぶところ。
タワマンとはだいぶ違うけど、マンションの前で待っててもらい、急いで服を選んだ。
車の中で手持ち服から何を着ようかシュミレーションしてたから、迷わず選べた。
メイクもいつもよりは可愛い系にして、初デート。

課長のイケメンさが半端なくてすれ違う人みんなが見ていく。
それが慣れなくて隣にいるのが申し訳ないと思いながら、私は歩いてるんだけど、当の本人は気にする様子なく……。

映画観て、ランチして、ウインドウショッピング、夕飯。
で、その後ーー。

ヤバい! 会社でどんな顔すればいいの!?
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