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スパダリ課長とチート主人公な私の話。
第50章 遅くなったクリスマス
電車はそこそこ混雑で私はドア側、課長は私を囲うようにして、立っている。
これは初めて一緒に帰った日のことを思い出す……。
あの時の課長は酔っ払ってて、この体勢で私にキスした。
「……ねえ、キスしていい?」
小声で周りに聞こえないように課長が言う。
私の顔はもちろん真っ赤だったはず。
「な、何言ってるんですか!? 」
「期待してるのかなって」
「……酔ってるんですか? 」
「全然? たださ、思い出さない? 」
さらに密着して言う。
周りからみればイチャついてるカップル丸わかりなのが恥ずかしいんですが!!
「……思い出してたけど…」
「じゃあ目閉じて。それとも彩華からしてくれる? 」
ブンブンと私は全力で首を横に振った。
室内ならともかく! 電車の中でなんて絶対に無理!!
「ほら、目閉じて」
いつもよりも低めの声が耳元で囁く。
私がこれに弱いって知ってて、わざとやってるのはわかってる。
そんな課長に逆らえるはずもなく、私はぎゅっと目を閉じた。
電車が揺れるタイミングでちゅっとキスをされた。
それを2、3回繰り返されてやっと解放されたときに耳元で甘い言葉が聞こえる。
「やべえ、我慢できないかも…」
「電車の中です! 」
そう言って何とか自重してもらった…。
これは初めて一緒に帰った日のことを思い出す……。
あの時の課長は酔っ払ってて、この体勢で私にキスした。
「……ねえ、キスしていい?」
小声で周りに聞こえないように課長が言う。
私の顔はもちろん真っ赤だったはず。
「な、何言ってるんですか!? 」
「期待してるのかなって」
「……酔ってるんですか? 」
「全然? たださ、思い出さない? 」
さらに密着して言う。
周りからみればイチャついてるカップル丸わかりなのが恥ずかしいんですが!!
「……思い出してたけど…」
「じゃあ目閉じて。それとも彩華からしてくれる? 」
ブンブンと私は全力で首を横に振った。
室内ならともかく! 電車の中でなんて絶対に無理!!
「ほら、目閉じて」
いつもよりも低めの声が耳元で囁く。
私がこれに弱いって知ってて、わざとやってるのはわかってる。
そんな課長に逆らえるはずもなく、私はぎゅっと目を閉じた。
電車が揺れるタイミングでちゅっとキスをされた。
それを2、3回繰り返されてやっと解放されたときに耳元で甘い言葉が聞こえる。
「やべえ、我慢できないかも…」
「電車の中です! 」
そう言って何とか自重してもらった…。