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スパダリ課長とチート主人公な私の話。
第50章 遅くなったクリスマス
唇から首筋へと柔らかな感触が移っていく。
舌先で首の辺りを舐められると身体がビクっと反応する。
その僅かな反応も逃さない課長がシャツのボタンに手をかける。
器用に片手で3番目くらいまでのボタンが外され、下に着ていたキャミとブラごと 手のひらで下から包み込むように触られる。
(肌に直接じゃないのに、気持ち良い……)
そう感じて、息が少しだけ上がり始めたときーー。


ピーっと音が聞こえた。


湯船にお湯が溜まった合図。
それでもやめない布越しの愛撫の手。

「お風呂っ、湧きましたよ」

抱きしめてる手で背中をトントン叩きながら言うと、耳元で吐息交じりに「一緒に入る? 」なんてことを囁く。

「い、今は…まだ、無理…」

30近いけど、そーいうことに耐性がなさすぎて言うのも恥ずかしいから、顔を手で隠しながらそれだけを伝えた。
課長が手を退かして、おでこにちゅっとキスしながら「いずれ、楽しみにしてる」と言って、私の上から起き上がる。

「先に入っておいで。出たら、ケーキ食べよ」

頭をポンポンと撫でる課長に胸がきゅんってなりながら、先にお風呂に入らせてもらった。
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