この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
スパダリ課長とチート主人公な私の話。
第52章 彼氏と彼氏の友達
"本日貸切"と書かれた紙が貼ってあるドアを開けて中に入るとすでに沢山の人がいた。
課長の部活仲間、高校時代の仲良い同級生ってこんなにいたの?
私が高校生のときなんて部活仲間はいたけど、クラスでは女の子からは嫌われてたから、こんな大勢いる課長の人柄が見えてくる気がする。
「稲葉こっちこっち」
数人の男性が手招きして呼んでいる。
女の人も何人か混ざっている席。
「部活とクラスも一緒でこのメンバーの中でも一番仲良かったグループなんだ」
私が緊張でガチガチに固まってるとチラっと私を見た課長がそう教えてくれた。
「さっき言ったこと覚えてる? 俺、『さん』つけられるキャラとかじゃないんだよ。この中では」
そんなこと言われても上司でもある彼を呼び捨てなんて…できない…けど、課長のお願いには弱い私。
「……や、康之…」
恥ずかしすぎる!! 穴があったら入りたい。
「……照れてんのがすげえ可愛い」
小声で照れたように言いながら、呼ばれた席へ向かう。
「稲葉久々だな」
「康之、久しぶり。ってその子が噂の彼女? 」
その一言で私へと注目が集まる。思わず、課長の後ろへ隠れるようにして様子を伺う。
「……彩華、大丈夫だから」
いつもの笑顔で頭をポンポンと撫でられる。
少しだけ、緊張が解れた気がする。
「俺の彼女の佐倉彩華さん。彩華、ここにいるメンバーは同じ部活だった人たちで少し煩いけど、みんな良い奴だから」
「は、初めまして…佐倉彩華です」
何とかそれだけ言えた私はテーブル席の椅子を課長が後ろへ引いてくれたから、そこに座る。
課長の部活仲間、高校時代の仲良い同級生ってこんなにいたの?
私が高校生のときなんて部活仲間はいたけど、クラスでは女の子からは嫌われてたから、こんな大勢いる課長の人柄が見えてくる気がする。
「稲葉こっちこっち」
数人の男性が手招きして呼んでいる。
女の人も何人か混ざっている席。
「部活とクラスも一緒でこのメンバーの中でも一番仲良かったグループなんだ」
私が緊張でガチガチに固まってるとチラっと私を見た課長がそう教えてくれた。
「さっき言ったこと覚えてる? 俺、『さん』つけられるキャラとかじゃないんだよ。この中では」
そんなこと言われても上司でもある彼を呼び捨てなんて…できない…けど、課長のお願いには弱い私。
「……や、康之…」
恥ずかしすぎる!! 穴があったら入りたい。
「……照れてんのがすげえ可愛い」
小声で照れたように言いながら、呼ばれた席へ向かう。
「稲葉久々だな」
「康之、久しぶり。ってその子が噂の彼女? 」
その一言で私へと注目が集まる。思わず、課長の後ろへ隠れるようにして様子を伺う。
「……彩華、大丈夫だから」
いつもの笑顔で頭をポンポンと撫でられる。
少しだけ、緊張が解れた気がする。
「俺の彼女の佐倉彩華さん。彩華、ここにいるメンバーは同じ部活だった人たちで少し煩いけど、みんな良い奴だから」
「は、初めまして…佐倉彩華です」
何とかそれだけ言えた私はテーブル席の椅子を課長が後ろへ引いてくれたから、そこに座る。