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スパダリ課長とチート主人公な私の話。
第52章 彼氏と彼氏の友達
「彩華ちゃんのお兄さんで俺の友達でもある隆也ってすっごい過保護だから、会う機会あったら大変だと思うよ」
健二さんが課長にそんなことを言う。
確認するためか、私の方を見る課長。
「…今はマシですよ。昔の話です」
まあ課長なら隆兄、将兄、大和も納得してもらえると思うけどね。
それにしても隆兄の結婚式以来会ってなかった人にこんなところで会うなんて思ってなかったからびっくり。
「はい。ビールとカシスオレンジ」
彰さんが頼んだお酒を持ってきてくれて、優梨奈さんが料理を運ぶ。
「彩華ちゃん、お久しぶりだね」
前に残業後に連れて行ってもらったイタリアンの店でパティシエをやっている優梨奈さん。
「そうそう! あの時はあんなバッサリと彼女を否定したのに、今じゃ本当に彼女なんだって? 」
あの日は…課長の彼女だなんて恐れ多いなんて思ってたのに。
人生って何があるかわからない。
「優梨奈さんも彰さんとご結婚されたんですよね。おめでとうございます」
「ありがとう」
「私も高校のときはまさか結婚するなんて思ってなかったよ。仲も良くなかったしね」
小声でそう言う優梨奈さんが悪戯っぽく笑った。
その顔は幸せそうでもあって、少し羨ましい。
「彩華ちゃん、連絡先交換しよ。私、新居がこの近くだから、会うかもしれないしね? 」
優梨奈さんがスマホを取り出して、SNSの連絡先を交換した。
健二さんが課長にそんなことを言う。
確認するためか、私の方を見る課長。
「…今はマシですよ。昔の話です」
まあ課長なら隆兄、将兄、大和も納得してもらえると思うけどね。
それにしても隆兄の結婚式以来会ってなかった人にこんなところで会うなんて思ってなかったからびっくり。
「はい。ビールとカシスオレンジ」
彰さんが頼んだお酒を持ってきてくれて、優梨奈さんが料理を運ぶ。
「彩華ちゃん、お久しぶりだね」
前に残業後に連れて行ってもらったイタリアンの店でパティシエをやっている優梨奈さん。
「そうそう! あの時はあんなバッサリと彼女を否定したのに、今じゃ本当に彼女なんだって? 」
あの日は…課長の彼女だなんて恐れ多いなんて思ってたのに。
人生って何があるかわからない。
「優梨奈さんも彰さんとご結婚されたんですよね。おめでとうございます」
「ありがとう」
「私も高校のときはまさか結婚するなんて思ってなかったよ。仲も良くなかったしね」
小声でそう言う優梨奈さんが悪戯っぽく笑った。
その顔は幸せそうでもあって、少し羨ましい。
「彩華ちゃん、連絡先交換しよ。私、新居がこの近くだから、会うかもしれないしね? 」
優梨奈さんがスマホを取り出して、SNSの連絡先を交換した。