この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
スパダリ課長とチート主人公な私の話。
第53章 帰省
実家の目の前より少し離れたところで降ろしてもらうことにした。
「送ってくれてありがとうございました」
「俺がそうしたかっただけだからね。ゆっくりしておいで」
「はい」
そう言うと助手席の方へ近づいてくるから、目を閉じた。
そのままキスされるであろうというとき……コンコンと窓を叩かれる音がした。びっくりしてそっちを振り返ると。
「あ……すみません…兄と弟、です」
三人が笑顔で腕を組んで立っていた。
********
「で、貴方が彩華の彼氏? 」
「はい、彩華さんとお付き合いさせてもらってます、稲葉康之って言います」
隆兄が課長の上から下まで見ながら私の方を見た。
「母さんも父さんも心配してるから、来てもらった方がいいと思うけど」
チラっと課長を見ると"大丈夫だよ"と言うようにうなづいた。
「わかったよ…家に車置ける? 」
「まあ4台なら置けるだろ」
「行くから先に戻ってて」
三人が家の方へ戻るのを確認してから、車に乗る。
そして私は課長へ謝った。
「すみません……いきなり家に行くことになってしまって」
「大丈夫。昨日、彩華の兄弟のことは聞いてたし、こうなる予感は多少あったからね。まさか外で待たれてるとは思わなかったけど」
大人の余裕……私なら焦っちゃうだろうな。
「送ってくれてありがとうございました」
「俺がそうしたかっただけだからね。ゆっくりしておいで」
「はい」
そう言うと助手席の方へ近づいてくるから、目を閉じた。
そのままキスされるであろうというとき……コンコンと窓を叩かれる音がした。びっくりしてそっちを振り返ると。
「あ……すみません…兄と弟、です」
三人が笑顔で腕を組んで立っていた。
********
「で、貴方が彩華の彼氏? 」
「はい、彩華さんとお付き合いさせてもらってます、稲葉康之って言います」
隆兄が課長の上から下まで見ながら私の方を見た。
「母さんも父さんも心配してるから、来てもらった方がいいと思うけど」
チラっと課長を見ると"大丈夫だよ"と言うようにうなづいた。
「わかったよ…家に車置ける? 」
「まあ4台なら置けるだろ」
「行くから先に戻ってて」
三人が家の方へ戻るのを確認してから、車に乗る。
そして私は課長へ謝った。
「すみません……いきなり家に行くことになってしまって」
「大丈夫。昨日、彩華の兄弟のことは聞いてたし、こうなる予感は多少あったからね。まさか外で待たれてるとは思わなかったけど」
大人の余裕……私なら焦っちゃうだろうな。