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レディー・マスケティアーズ
第11章 アトス&アラミス ――成城 木庭敦子の屋敷
「不死身のわけないじゃない。だけど、あんたたちが薬を使うことは、前もってわかっていた。だから、わたしも効毒剤を飲んで準備しておいたのさ。でなければ、昨日のうちに心臓が止まっていたはずよ」
「だとしたら、あんたの自白は……」
「そう。この屋敷の、あんたの秘密の場所に入り込むため。それと、あんたのお宝がこの屋敷のどこにあるかを確かめるためよ」
「くそっ!」
敦子が歯ぎしりする。
「行くよ、アラミス。あんたがこの化け物たちにされたことを、百倍にして返す番だからね!」
「わかっているよ、アトス! こっちのデカブツは、わたしに任せて!」
「ああ。木庭敦子はわたしが仕留める」
アトスは、閃光弾射出機と一緒に、着ていたレオタードと網タイツを脱ぎ捨てた。そして、アラミスの体から抜き取ったディルトを、ヌンチャクのように両手に持ち替えた。
「行くよ!」
アラミスは、猛然とハルクの巨体に突進した。アトスも、木庭敦子に向かっていく。二匹の牝豹が獲物に襲いかかった。
「だとしたら、あんたの自白は……」
「そう。この屋敷の、あんたの秘密の場所に入り込むため。それと、あんたのお宝がこの屋敷のどこにあるかを確かめるためよ」
「くそっ!」
敦子が歯ぎしりする。
「行くよ、アラミス。あんたがこの化け物たちにされたことを、百倍にして返す番だからね!」
「わかっているよ、アトス! こっちのデカブツは、わたしに任せて!」
「ああ。木庭敦子はわたしが仕留める」
アトスは、閃光弾射出機と一緒に、着ていたレオタードと網タイツを脱ぎ捨てた。そして、アラミスの体から抜き取ったディルトを、ヌンチャクのように両手に持ち替えた。
「行くよ!」
アラミスは、猛然とハルクの巨体に突進した。アトスも、木庭敦子に向かっていく。二匹の牝豹が獲物に襲いかかった。