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レディー・マスケティアーズ
第9章 アラミス ――三軒茶屋 木庭浩一のマンション
「いやあーっ! ダメ!」
 菜緒美が激しく首を振る。
 ダメという言葉とは裏腹に、太腿を閉じるどころか、自分からさらに大きく広げてくる。
 いくらか腰を浮かせ、その一点にねらいを定めてくれと、男たちに懇願するかのように。
「早く、早くしてえ!」
 女の嬌声が、狭い部屋に響く。
「よし。おまえに先にやらせてやる。さっさとやっちまえ!」
「おお」
 茂の許しを得た浩一は、正面に回ると、両腕で女の太腿を抱え、むき出しになった秘境に剛刀をぶち込んだ。
「あっ、あれえっ!」
 思った通り女の蜜壺はどろどろで、難なく怒張を迎え入れた。潤っているだけではなく、締め付けもなかなかのものだ。
 少しでも気を抜くと、怒張がねじ切られそうな強烈さだ。上の口にも恐れ入ったが、下の口はそれ以上だ。
「もっと、もっとよ。熱いのをちょうだい! わたしに浴びせて!」
 女の喘ぎ声が、男たちをあおる。くそっ。浩一は腹筋に力を込めて、これでもか、これでもかと腰を打ち付けた。自分の怒張が鉄の固さを保ったまま、女の肉襞から出たり入ったりするのが見える。菜緒美の体から、白い粘液がほとばしった。
「ほおっ、いいじゃないか」
 タバコをくゆらせて見物していた茂が、傍らで嬌声を上げる。
 開脚式の診療台に縛り付けられた菜緒美は、自分ほうから両足をさらに広げ、上へ下へと腰を振り続ける。短い髪から覗く口元から流れ落ちる涎が、浩一の腹に垂れる。
「あはっ、あはっ、あっ、ああっ」
 菜緒美が、激しく首を振る。
「いくう! いっちゃう!」
 菜緒美が絶頂の叫びを上げるのと、浩一が白濁をぶちまけたのは同時だった。
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