この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
中学生セフレ【青春編】
第15章 彼女とついに初逢瀬!見られながら…
*****ルミの心境(つづき)*****

私は、その後、自宅に逃げるように帰ってしまった。
その日は、お母さんも仕事を休んで、翌日のナオトとの婚約式の準備。
ドレスをレンタルし試着したり、読み上げる口上を練習したりと忙しかった。この地域での婚約式は、結婚式よりも盛大に行われる。出席する客も、多い。もちろん同級生や親しい友人も、招待する。引き出物の用意も、しなければいけない。
そんなこんなで、日が暮れた。

夕食を終え部屋にひとりになると、ウッと涙がこみあげてきて、えーんえーんと泣いてしまった。
『なんでわたし、泣いてるんだろ?』
わけがわからなかった。

頬を涙でたっぷりと濡らし、その涙がようやく乾いてきたとき、電話が。
ミヤからだ。
「あ…、もしもし、ルミちゃん?」
「うん…、なに?」
「ルミちゃん…、だいじょうぶ?」
「え…?なに、が?」
とつぜんミヤに何か心配されて、意味が分からない。
「…ルミ、ちゃん?」
ミヤが、何か言いにくそうにしている。やがてミヤは
「ルミちゃんって…、もしや、ケンジのこと、好き?」
とおかしなことを言った。

わたしは、それに対して
「ケン…くん?あ、あんなの、好きじゃない…、大嫌いッ!!!」
と変に感情的に否定していた。
するとミヤが、テレビ電話に切り替えてきた。
ミヤは、わたしの顔を穴のあくほど見てくると
「べつに…、ケンジのこと好きでも、わたしはいいよ」
と言った。
「だ、だから、好きじゃないって!嫌いだから、あんなやつ…」
ミヤは、わたしを諭すように落ち着いた感じで
「ケンジって、すごく優しいんだもん。わたしのクラスでも、ケンジをひそかに慕っている子がけっこう数いるんだよ?ケンジは気づいていないかもだけど、ケンジは女子の間では隠れモテ男子なんだから」
と言った。
わたしは、女子の友人はミヤだけだ。自分でいうのもなんだが、アイドル級な美形顔のせいで同性から嫌われている。(じつはそうじゃなくて、ジコチューなキャラが嫌われてるんだが)ケンジが、女子の間でそんな存在とは、知らなかった。

「でもわたしは、逆にうれしいというか」
とミヤ。
「わたしの彼氏が、みんなから慕われていること、誇りに思ってるわ」
一瞬わたしは、ミヤを憎んだ。
『本妻づら、しやがって…。え?』
わたしは、自分の思わぬ感情に驚いて、ぼうぜんとしていた。
/136ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ