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中学生セフレ【青春編】
第16章 気づいた思い…婚約式前後【ルミ視点】
午前9時、ナオトとの婚約式に臨んだ。
会場には、ケンジとその両親、そしてミヤも出席している。

古式ゆかしく式次第が滞りなく進み、小一時間で式は終わった。
式後は、各テーブルに客が分かれ、食事会となった。
とりわけ大きな円卓テーブルには、わたしとナオト、ナオトの両親、わたしの母親、そしてケンジとその両親、ミヤ、そしてわたしのもう一人の数少ない友人であるユミの計10人がいた。

ケンジの父親である産科医の先生が
「ナオト君、ルミちゃん。新居のほうは、ちゃんと整えてあるから」
と。
この地域では、婚約式を済ませたカップルはその日の夜からさっそく同居を始める。もちろん、セックスは自由にできる。ただ学業や未熟な年齢のこともあるので、産科医がピルを処方するのが暗黙のことになっていた。
わたしとナオトは、例のアパートラブホテル3室分を壁(容易に外せる構造だったらしい。その割に防音完ぺきだった高品質な)を取り払い、1個の家にしてそこで同居することが決まっていた。

「今夜はピルを処方しない。だからケンジとは、するな」
と産科医の先生がわたしに耳打ち。
「はい、わかってます」
わたしは、答えた。
実は、わたしとケンジがセフレであることは、わたしがケンジの両親にケンジとセックスさせてと申し込んだ時からの公認だった。
わたしは、ケンジの両親に申し込んだ時
「ケンくんのことが好きなんです。セックスさせてください」
とウソをついた。(当時は、自分の気持ちに気づいていなかった)
するとケンジの両親は
「息子には、既に決まった相手がいる。関係を持ちたいというなら認めてやってもいいが、その代わり、愛人関係あるいはセフレ関係になるが、それでもいいか?」
と言い、わたしは
「それでも、いいです」
と了承していた。

この地域の暗黙の慣習で、婚約式の日の夜は、ピルなしのセックスを許し子作りをさせる。
15歳で産むことになるが、産んだ子供は地域ぐるみで大切に育てる。この地域だけが少子化になっていないのは、こういうところがあるからだ。

「ところでルミちゃん。あの男子、誰?」
ユミが、わたしの袖を引いて、ケンジを指さし尋ねてくる。
「ケンジ君といって、わたしとミヤの共通の友人…というか、ミヤの婚約予定者」
と答えると、ユミは
「ふ~ん」
と言って、なにやらケンジをナメるように見ていた。
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