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中学生セフレ【青春編】
第19章 早くも訪れた危機…ダブル離婚?
しかし、親父の招集は、一歩遅かった。
ナオト本人に、例の偽情報2つが伝わってしまったのである。
親父が皆を集めた場所、産科医院の待合室には、僕とルミ、ミヤ、ナオトのほかに、ナオトの両親も現れてしまった。ちなみに、おふくろは当然、そこにいる。ルミとミヤの親は、来ていない。

「先生!いったい…、どういうこと、です!?ナオトが、不治の病!?け、ケンジ君が、ナオトの弟!?」
そのウソ情報が、ナオトの父親の甲高い声で、待合室に大音量で響き渡った。
おふくろは、酷いウソだな?と呆れたような表情で親父を見ている。
ミヤは、目を白黒。
ナオトは、頭大混乱みたいな感じで、右往左往。
そしてルミと僕は、渦中にあるのに、普通の顔をしていた。来るべきものが来たのだ、覚悟はもうできていた。

親父は、表情を変えず、ナオトの両親にあらがうこともなく落ち着いていたので、待合室は次第に静かになった。
「わしから、話そう。まず、その2つのこと、ナオト君が不治の病で、ケンジがナオト君の弟というのは、ウソだ」
「えっ!?」
ナオトとその両親が、驚いて親父を見た。
親父は、続けた。
「タケルに…、ルミちゃんの子供に輸血をするため、わしがとっさについたウソだ」
ナオトが驚いて、親父に言った。
「え?俺の血を使ってないんすか?先生?」
「そう、だ」
「じゃ、誰の血を使ったんです…?」

親父は、僕を見た。僕は、うんとうなずいた。
「ここにいる、わしの息子、ケンジの血を使った」

「え…?????」
待合室が、おかしな感じで静まり返った。意味不明、ということである。
意味が分かっていたのは、親父とおふくろ、そして僕とルミだった。
ルミが、すっくと立ちあがった。ルミは、背が低い。しかし、この時のルミの顔は光り輝いていて、なにかしら軽んじることができない雰囲気があり、一同がルミに一斉に注目した。
「タケルの父親は、ケンジですッ!!!」
ルミは、ついに暴露した。
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