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中学生セフレ【青春編】
第12章 デート付き添い?ありえない…
もし人がそこを通りかかったら、こう言うに違いなかった。
「あ?女の子のお人形さんを抱えた、変態おにいちゃんがいるッ!」
ルミは、憧れのナオト先輩の腕に抱き包まれているのに、まったく微動だにしない状態だった。

ルミのアイドルみたいな可愛い顔は、表情の変化が失せ、なんだかのっぺらぼうに目と鼻と口が付いているみたいな感じ。
ルミの肩や腕はだらりと下に下がっている。それでもぶらぶらさせているならまだマシなんだが、ほとんど気をつけ!みたいな感じで硬直していた。
僕に抱き包まれているときに見せた、短パン腰つきクネクネというエロい動きがまったく無い。
「ルミちゃん!ルミちゃん!」
と必死に叫んでルミを抱きしめている先輩の声だけが、響いていた。
ただルミのそういうようすは、僕にはだいたい想像が付いている。あまりにも先輩のことが好きすぎて、緊張して固まってしまってるのだろう。

いずれにしても、僕は二人の抱擁を眺め心中二人の幸せを願いつつ、そっとそこから離れようとした。
(あ、ちなみに僕は、ナオト先輩の女性関係をまったく知らない。超絶イケメンだから、とうぜん付き合ってる女子が何人か複数いるだろう。あるいは、誰とも付き合っていないかもしれない。しかしそれは、僕には関係ないことだ。どうせストーキングが得意なルミのことだ、先輩のことも根掘り葉掘り調べ上げていることだろうし)

「ケンくん~~~♡」
後ろから呼びかけてきた、ルミ。
えっ?と振り向くと、ナオト先輩の胸に抱かれているルミは、顔の表情を取り戻し泣きべそをかきながら、顔をねじ曲げ僕にめちゃくちゃにガンを飛ばしてきていた。
「ケンくん♡行かないで~~~♡わたしのそばにいて~~~♡」
はあ?何言ってんだ?僕は、二人にとってはお邪魔虫以外の何物でもないんだよ?
現に、先輩が地獄の閻魔大王みたいな怖すぎな顔で僕を激しくにらんでいて、僕は申し訳ないという態度で縮こまるしかない。

「ケンくん~♡わたしたち、この後、何をすればいいの~?分かんないよう~~♡ケンくん♡教えて~~♡」
えっ?僕は、耳を疑った。
この後、若い男女のカップルがすることといえば、キス、そしてセックスに決まってるじゃないか…。あ、そうか二人はセフレじゃなくて、恋人か。それならまずはデートして、雰囲気が盛り上がったらキスをして…。
…って、それは僕が決めることじゃない。
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