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落とし前セックス
第1章 呼び出し
ぶつくさぼやきながら歩いたものだから、つい早足になって、駅前に着いたら1時7分前だった。
「わ~ッ?新記録~ッ!駅まで3分で歩いた~ッ!」
バスターミナル1番を恐る恐る見ると、誰もいない。
ふう~~~ッ。
少しほっとする。
しかし。
「もうすぐ~ッ!もうすぐ、ヤツが来る~ッ!」
わたしは、戦々恐々だ。
バスターミナル1番は、駅の改札口から横断歩道を渡ったところ、今たたずんでいる所の向かい側だ。
ふと、隣に気配を感じ、そっと見た。
見た瞬間、わたしは、目が点になった。
《ど、ストライク~~~ッ!》
すぐ隣にいたのは、わたしの、まさにもろ好みのタイプの男子だった。
もちろん、つぶさに観察した。
身長は、とても高い。わたしは、背が低い。彼の顔のあごが、ちょうどわたしの頭の上くらい。
《彼に抱き寄せられて、彼の胸に顔を埋めて~》
妄想がふつふつとわいてくる。
体型は、精悍(せいかん)。すらっと細身だが、肩幅が広い。手のひらも、自分の倍くらいある。
顔は、チャラくない。チャラい男子は苦手なんだ。見た目、高校生か大学生くらい。落ち着いた雰囲気で、大人びた感じ。
ひとめぼれ、だった。
「おいっ!」
「え」
その男子の口から、思ってもみない暴力的な感じの口調で言葉が出てきた。
「おまえ、ミコだなっ?」
「えッ?」
「おれは、◯◯の兄だ」
「アア~ッ?」
わたしは、一瞬にして地獄に落とされた。
「わ~ッ?新記録~ッ!駅まで3分で歩いた~ッ!」
バスターミナル1番を恐る恐る見ると、誰もいない。
ふう~~~ッ。
少しほっとする。
しかし。
「もうすぐ~ッ!もうすぐ、ヤツが来る~ッ!」
わたしは、戦々恐々だ。
バスターミナル1番は、駅の改札口から横断歩道を渡ったところ、今たたずんでいる所の向かい側だ。
ふと、隣に気配を感じ、そっと見た。
見た瞬間、わたしは、目が点になった。
《ど、ストライク~~~ッ!》
すぐ隣にいたのは、わたしの、まさにもろ好みのタイプの男子だった。
もちろん、つぶさに観察した。
身長は、とても高い。わたしは、背が低い。彼の顔のあごが、ちょうどわたしの頭の上くらい。
《彼に抱き寄せられて、彼の胸に顔を埋めて~》
妄想がふつふつとわいてくる。
体型は、精悍(せいかん)。すらっと細身だが、肩幅が広い。手のひらも、自分の倍くらいある。
顔は、チャラくない。チャラい男子は苦手なんだ。見た目、高校生か大学生くらい。落ち着いた雰囲気で、大人びた感じ。
ひとめぼれ、だった。
「おいっ!」
「え」
その男子の口から、思ってもみない暴力的な感じの口調で言葉が出てきた。
「おまえ、ミコだなっ?」
「えッ?」
「おれは、◯◯の兄だ」
「アア~ッ?」
わたしは、一瞬にして地獄に落とされた。