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落とし前セックス
第3章 今からおまえを犯す
<地獄>と思ったが、その次の瞬間、わたしは不謹慎にも<天国>を感じていた。
《わたし、このひとに今から犯されるの~ッ?夢みたい~ッ!》
ひとめぼれした相手が、あろうことか、◯◯の兄貴という…。
そんな皮肉なめぐりあわせ。
普通に出会っていたなら、どんなによかっただろう。
犯されるといっても、たぶん1度か2度くらいだろう。関係は、それでぷつりと切れる。
《将来、こんなドストライクの男子は、二度と現れないかもしれない》
自分の不幸せに嘆く。
《この貴重な時を、精いっぱい楽しもう~ッ!もちろん、彼には悟られないように~ッ!》
彼に手首をつかまれ、引っ張られて歩いていた。
どこをどう歩いたのか、記憶がない。
「おいっ、ミコ。ここに入れ」
はっと気づくと、だだっ広い空き地の真ん中にポツンとたたずむ廃工場。
そこは、駅の北側に広がる空き地群の中だった。再開発計画が持ち上がっていたが、不況のため工事が凍結されていた。
彼が、カギを取り出し廃工場のドアを開けた。
「ここはな、おれのおやじが経営していた工場だ」
中に入ると、外見とは裏腹に意外ときれいで、ほこりもほとんどなかった。
休憩室という札が下がっている部屋に入った。ダブルベッドが置いてある。
「ミコ。よくもおれの妹をいじめてくれたな?」
「…」
「落とし前として、今からおまえを犯す」
「…」
「抵抗拒絶いっさい、するな。もし抵抗拒絶したら、慰謝料とるからな」
つまり、慰謝料は勘弁してやる、その代わりセックスしろというわけだ。
「犯されてる時は、無言は許さん。うれしい・気持ちいい・幸せ、と言え!わかったか?」
《わたし、このひとに今から犯されるの~ッ?夢みたい~ッ!》
ひとめぼれした相手が、あろうことか、◯◯の兄貴という…。
そんな皮肉なめぐりあわせ。
普通に出会っていたなら、どんなによかっただろう。
犯されるといっても、たぶん1度か2度くらいだろう。関係は、それでぷつりと切れる。
《将来、こんなドストライクの男子は、二度と現れないかもしれない》
自分の不幸せに嘆く。
《この貴重な時を、精いっぱい楽しもう~ッ!もちろん、彼には悟られないように~ッ!》
彼に手首をつかまれ、引っ張られて歩いていた。
どこをどう歩いたのか、記憶がない。
「おいっ、ミコ。ここに入れ」
はっと気づくと、だだっ広い空き地の真ん中にポツンとたたずむ廃工場。
そこは、駅の北側に広がる空き地群の中だった。再開発計画が持ち上がっていたが、不況のため工事が凍結されていた。
彼が、カギを取り出し廃工場のドアを開けた。
「ここはな、おれのおやじが経営していた工場だ」
中に入ると、外見とは裏腹に意外ときれいで、ほこりもほとんどなかった。
休憩室という札が下がっている部屋に入った。ダブルベッドが置いてある。
「ミコ。よくもおれの妹をいじめてくれたな?」
「…」
「落とし前として、今からおまえを犯す」
「…」
「抵抗拒絶いっさい、するな。もし抵抗拒絶したら、慰謝料とるからな」
つまり、慰謝料は勘弁してやる、その代わりセックスしろというわけだ。
「犯されてる時は、無言は許さん。うれしい・気持ちいい・幸せ、と言え!わかったか?」