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第2章 愛の刻

でも…
私は弱い女でした。

二日も経つと、もう気持ちが変わっていたのです。

あの時は、思わず中出しを、せがんでしまったけど…
でも多分、妊娠はしない…
彩音が生まれて十年になるけど、あれから一度も、身篭ったことないから…

だけど、用心した方がいいよね。
これからは、ピル飲んでおかないと…

…えっ？
これからって…
私…何考えてるの？
まだ亮に会うつもり？
だめ！
これ以上は…

でも…
やっぱり忘れられない。
亮が 好きだから…
愛しているから…

翌日、亮から電話が来ました。
「今度の水曜、来られるか？」
私は、少し躊躇しましたが…
「うん…大丈夫…」

結局、私は薬局でピルを処方してもらって…
次の水曜日を、心待ちにしているのです。