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堕ちる…
第5章 崩壊
翌週の月曜。
お昼過ぎた頃、夫が突然、家に帰ってきました。
「あなた!…どうしたの?」
「栞、話しがある」
彼は、テーブルに何枚かの写真を広げました。
「…!!」
驚きました…
そこに写っていたのは、私と亮…
喫茶店に入る私。
店から出てくる亮。
そして窓越しに撮られた、ふたりの愛し合う姿…
「君の様子がおかしいので、人を使って調べさせた。何か言う事はあるか?」
もう、言い逃れはできません。
終わりです…
夫は、ため息をついて
「とんでもない、ふしだらな女だな…君は」
「待ってよ!あなただって…あの電話、あれはやっぱり…」
「証拠はあるのか?こういう動かぬ証拠が!」
彼はテーブルを叩きました。
「僕は、感情的になるのは好きじゃない。はっきり言おう。離婚だ。慰謝料は請求しない。ただ、彩音は僕が引き取る。文句ないな?」
「あの子は私の子よ!!私が産んだ…」
「君のような女に子供を任せられるか!話しは、これだけだ」
私は、いたたまれなくなって、リビングから走り出しました。
後ろから彼の声が…
「あの男の所に行くのか?構わんよ!たっぷり慰めてもらえ!」
お昼過ぎた頃、夫が突然、家に帰ってきました。
「あなた!…どうしたの?」
「栞、話しがある」
彼は、テーブルに何枚かの写真を広げました。
「…!!」
驚きました…
そこに写っていたのは、私と亮…
喫茶店に入る私。
店から出てくる亮。
そして窓越しに撮られた、ふたりの愛し合う姿…
「君の様子がおかしいので、人を使って調べさせた。何か言う事はあるか?」
もう、言い逃れはできません。
終わりです…
夫は、ため息をついて
「とんでもない、ふしだらな女だな…君は」
「待ってよ!あなただって…あの電話、あれはやっぱり…」
「証拠はあるのか?こういう動かぬ証拠が!」
彼はテーブルを叩きました。
「僕は、感情的になるのは好きじゃない。はっきり言おう。離婚だ。慰謝料は請求しない。ただ、彩音は僕が引き取る。文句ないな?」
「あの子は私の子よ!!私が産んだ…」
「君のような女に子供を任せられるか!話しは、これだけだ」
私は、いたたまれなくなって、リビングから走り出しました。
後ろから彼の声が…
「あの男の所に行くのか?構わんよ!たっぷり慰めてもらえ!」