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堕ちる…
第5章 崩壊

ようやく私が落ち着くと、亮は考えながら
「ひとつ、気になる事がある…。俺達が再会した日、お前は俺のいる店に、何しに来たんだ?紳士服専門店だぞ?」
「夫に頼まれて…注文したスーツを受け取りに…」
「俺は見た事ないが…。いつも、うちの店に注文するのか?」
「そういえば…夫の友人が経営しているお店があって…いつもは、そこで買っていたわ」
「やっぱりな…」
「どういう事?」
「証拠がないから、あくまで憶測だが…。旦那には元々、女がいて…栞とは別れるつもりだった。離婚を有利に進めるために俺達を会わせたんだ。俺達がどんな関係になるか、予測してたんだな。自分の事がバレる前に、俺達の事を明るみにすれば…勝ちだからな」
「じゃあ…夫は最初から知ってたの?」
「すぐに写真を見せなかったのは…案外、俺達のプレイを盗み見て楽しんでいたのかもな…」
「そんな…!」
「しかし、自分の女が待ちきれずに栞に電話してしまった…それで今、出してきたんだろう」
私は…夫に騙されたの…?
「それなら…裁判でその事を言えば…」
「駄目だ。さっきも言ったが証拠がない」
亮は真剣な眼差しで
「しかし、こうなったら責任を取るよ。俺も男だ。栞、ふたりでどこか別の街に行こう!一緒に暮らすんだ」
亮は私の手を取って
「結婚してくれ!」
「ありがとう…」
「栞は俺が守る!」
「お願いがあるの…」
「何だ?」
「今度の水曜、あの店で抱いて。娘を連れて行くわ…」
「栞…!」
「最後に、私の本当の姿を彩音に見せるの。いいでしょ?」
「ひとつ、気になる事がある…。俺達が再会した日、お前は俺のいる店に、何しに来たんだ?紳士服専門店だぞ?」
「夫に頼まれて…注文したスーツを受け取りに…」
「俺は見た事ないが…。いつも、うちの店に注文するのか?」
「そういえば…夫の友人が経営しているお店があって…いつもは、そこで買っていたわ」
「やっぱりな…」
「どういう事?」
「証拠がないから、あくまで憶測だが…。旦那には元々、女がいて…栞とは別れるつもりだった。離婚を有利に進めるために俺達を会わせたんだ。俺達がどんな関係になるか、予測してたんだな。自分の事がバレる前に、俺達の事を明るみにすれば…勝ちだからな」
「じゃあ…夫は最初から知ってたの?」
「すぐに写真を見せなかったのは…案外、俺達のプレイを盗み見て楽しんでいたのかもな…」
「そんな…!」
「しかし、自分の女が待ちきれずに栞に電話してしまった…それで今、出してきたんだろう」
私は…夫に騙されたの…?
「それなら…裁判でその事を言えば…」
「駄目だ。さっきも言ったが証拠がない」
亮は真剣な眼差しで
「しかし、こうなったら責任を取るよ。俺も男だ。栞、ふたりでどこか別の街に行こう!一緒に暮らすんだ」
亮は私の手を取って
「結婚してくれ!」
「ありがとう…」
「栞は俺が守る!」
「お願いがあるの…」
「何だ?」
「今度の水曜、あの店で抱いて。娘を連れて行くわ…」
「栞…!」
「最後に、私の本当の姿を彩音に見せるの。いいでしょ?」

