この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
きっかけは?
第2章 年下の男の子🎵


夕方ヒサオにメールする。
自社でプレゼントを選ぶのもなんだから、◎◎デパートで待ち合わせする。
ヒサオは少し残業してからになるので、先に行って見ていることになった。


【今、何階にいる?】

【5階、暮らしのフロア。】

カトラリーやグラス、テーブルクロスと、見ているだけで欲しくなってしまうものばかりだ。


「遅くなってごめん。」

「仕事だもの、仕方ない。突然ごめんね。」

「優希ちゃん達に結婚祝いでしょ。先に入籍しちゃったから、今がいいよね。」

「うん、式の日取りも決まってないし、今をお祝いしたいかなって思ったの。」

「何か気に入ったものあった?」

「自分が欲しいものばかりで目移りしちゃって。」

ヒサオと一緒に見て回る。
これから新居を決めて引っ越すことが決まっている二人に何がいいだろう。

「テーブルクロスやランチョンマットもいいけど、グラスもいいし、カトラリーも揃いのものとか素敵よね。」

キッチン用品からリビングのグッズ、寝室用と幅広く置いてあって決まらない。

「これ、なんだろ。」

ヒサオが指を差したのは、2色で組合わさった球体。リビングコーナーのソファーやローテーブルの脇に両手でやっと抱えられるほどの球体が転がっていた。

韓国の国旗、太極のように2色が組み合った球体で、ヒサオが手に取ろうとすると2つに割れる。

「クッション?」

「座椅子?」

球体の外側はしっかりした素材の半円のような形で、中は、ビーズクッションのようにふかふかだ。

ヒサオが座ってみると、半円のところでゆらゆらする。ハンモック効果で気持ち良さそう。

「麻里絵も座ってみなよ。」

勧められるままに座ると、きちんと座ることも出来るし、ゆらゆらと寛ぐことも出来る。

球体にしたままでバランスボールのように使うことも出来ると説明にあった。

「これ欲しい。」

「麻里絵だったら、どの組み合わせがいい?」

色も好きに選んで組み合わせられるようだ。

「ピンクと紺かな。」

自分がピンクでヒサオは紺のつもりで答えた。

「じゃあ、優希ちゃんと晃くんは?」

「黄緑と黄色かな。」

「決まり?」

「うん、、キッチン用品も捨てがたいけど。」

「それは、引っ越し祝いでも、結婚式のお祝いでも、またお祝いすればいい。」


/19ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ