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きっかけは?
第2章 年下の男の子🎵
少し嵩張るけど、二人の反応も見たくて持ち帰る。当日も残業後に遅れて参加するヒサオが持ってくれることになった。
「ヒサオ、重くない?」
「軽いよ。」
元気いっぱいの二人のカラーの球体、すぐにでも使えるし、珍しいものが見つかってワクワクする。
自分も欲しかったなぁと思いながら帰宅した。
二人へのサプライズにワクワクしながら、まずは、優希ちゃんと私だけで乾杯。
男性陣は後から到着なのでしばらく女子トークタイムだ。
「「フェア成功おめでとう。」」
今週は何度もこの言葉を言い合っている。
スタートはどうなることやらわからなかった企画が成功したのは、優希ちゃん、ヒサオ、晃くん、部長や課のみんな、立花女史他ヒサオの会社の人達皆のおかげだ。
「△△商事に行ってから、フェア終了まで、半年間、凄く長かった気もするし、あっという間だった気もします。」
「そうよね、色々あったからね。でも一番は優希ちゃんの発想力と頑張りよ。」
「それを言ったら麻里絵先輩がきちんとまとめ上げてくれたからで。」
テナント新規常設は、部長のデパ地下ブーム火付け役に匹敵するほどの新しい形を生み出したと、管理者会議に呼ばれてスピーチをすることになっている。
優希ちゃん発案のショートミーティングなど他の部でも生かせることなどを発表する予定だ。
そして、沢山の人達に支えられて実現したことも、、、
「麻里絵先輩はプライベートも激変したから、余計に忙しくて充実してたんじゃないですか?」
「そうね、まさか、ヒサオと仕事で再会するとは思わなかったもの。」
「最初、ヒジオ、、ヒジ……カタさん、でしたよね。」
「ヒジオ……ね。」
私は、映画館で肘男と名付けたこと、名刺を見て本名もヒジオだと笑っていたことを思い出して笑ってしまった。
「そう言えば、商談が再会で、最初に会ったのはいつ、どこで何ですか?」
「あ、あっ、それは、ヒサオに聞いてみて。
私からは言えないの。」
「ふぅん、麻里絵先輩いくら酔っても、それだけは絶対教えてくれないですよね。」
「うん、、ごめんね。ヒサオに口止めされてるから。」
「ん~、ナンパとか?」
「さ、さぁ。」
「まあ、土方さんに聞いてみよ~っと。」
ヒサオは、サイトに申し込んで、更には席を間違えてあんなことをしたことは、絶対内緒にして欲しいと、、