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きっかけは?
第2章 年下の男の子🎵


「それで、土方さんのグイグイ作戦はどこまで進んでいるんですか?」

「とりあえず、正式に同棲しようってなったの。それには、家の両親に挨拶にいくって、11月の連休中にね。」

「じゃあ、今週末に挨拶ってとこですね。」

「う、うん。」

「引っ越しは下旬ですか。」

「そうなるわね。」

「先輩大丈夫ですか?」

「え、えっと、うん。」

「まあ、土方さんがいるから大丈夫ですね。」

「う、うん。優希ちゃん達は、何か決まった?」

「まずは新居探しですね。賃貸でいいと思っていたんですけど、晃がマンションでも買おうって、今週末から色々見て回るんです。」

「へぇ、なんだか楽しそうね。式とかは?」

「それは住まいの段取りが決まってからって、式場の予約とか大変だよって言ってるんですけどね。」

「そうよね。」

「でも、式場でなくて手作りでもいいんじゃないかって、晃の会社ならプロだし。周りも結構、会場押さえて、ケータリングとか色々手配してやってるみたい。」

「そっか、そうだよね。」


コンコン、、

「今晩は。」

「あ、晃くんお疲れ様です。」

「お疲れ様。」

そしてほどなくヒサオもやってくる。


「「乾杯、フェア成功おめでとう。」」


全員が関わったフェアに皆が乾杯。
お料理も沢山頼んでお祝いする。

ヒサオが目配せしてくるので、ヒサオに持ってきてもらったお祝い品を持ってくる。

ヒサオと二人でグラスを持って、

「「ご結婚おめでとうございます。」」

「あ、」ありがとうございます。」」

と、乾杯して大きな袋を差し出した。

「何ですか?」

「開けてみて。」

二人が間に袋を置いて覗き込む。

「ボール?」

晃くんが掴むと、優希ちゃんが袋を取り除けた。

「バランスボールですか?」

「これ、2つになるんじゃない?」

二人が立ち上がりボールを2つに分ける。

「クッションだ。」

優希ちゃんが黄緑の方を置いて早速座ってみた。

「座り心地いい。」

晃くんも座っていた。

「「ありがとうございます。」」

「嵩張るけど直接渡したくてね。」

「僕が持つから大丈夫です。」

「新居のリビングにも置けますね。」

とても喜んでくれて嬉しい。

皆で結婚のことフェアのことを話しながら楽しく飲んだ。





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