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きっかけは?
第2章 年下の男の子🎵


「ああ、もう、麻里絵先輩どうして土方さんの事となると、そんなにぐちゃぐちゃになっちゃうんですか?」

「うぅ……」

「まず一番は、サプライズでお誕生日をお祝いしたいってことでいいですよね?」

「うん。」

「それで年下とわかったら、別れるんですか?」

「それはない。」

「じゃあ、私が調べるのでいいですよね?」

「優希ちゃんが聞くの?」

「それじゃサプライズにならないから、任せてください。」


じゃあ、それでっと、またランチタイムを優希ちゃんに仕切られて、会社に戻る。


実は、フェアの最終週に突入して、少し気持ちに余裕が出来てから、何日かこのことで悩んでいたのだ。


はぁあ。優希ちゃんに恋愛初心者と言われたようで落ち込む私。

次のスプリングフェアまで三ヶ月。
部長から、チーム制と朝ミーティングは今後も継続するという話がされて、
テナントの再契約とかオータムフェアの残務整理のグループに優希ちゃんと二人で割り当てられている。

それが終わり次第スプリングフェアの何らかのチームに組み入れられるのだから、成功の余韻に浸ってる場合でもないし、ましてや、プライベートで頭がいっぱいなんて許されない。


パソコンを起動して仕事に取り掛かった。




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