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きっかけは?
第2章 年下の男の子🎵
「私、閃きとか、そういうのないもん。会社じゃ優希ちゃんが担当だから。」
「あはは、麻里絵は開き直り担当か。」
「そうそう、上手く分担してるのよ。」
「まあ、何はともあれ、フェア終了お疲れ様。かんぱーい。」
「ああ、そうだ。見て見て麻里絵ちゃん。」
女将さんが奥から何か持ってくる。
「あ~、女将さんフェア来てくれたんですね。」
フェアのトレードマークともいえるトートバッグを見せてくれた。
「だって、副長が甘いもの好きなら是非って招待状来たから。」
「女将さん甘いもの好きなんですね。」
「あら、私より、ひぃ君の方が甘党なのよ。ねぇ。」
「うっせぇ、ばばぁ。癒しがないから甘いもので癒されたくなるんだよ。」
「ふぅん、酒呑みの甘党なんて、、」
「うっせぇなぁ。」
相変わらずの夫婦漫才にお客さんが皆笑う。
美味しい料理と楽しいお酒、ヒサオはフェア慰労会のつもりなんだろう。
私も誕生日サプライズを企画したい。
年下かどうかなんて、どうでもいいじゃない。
モヤモヤしていたのが吹っ飛んだ。