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きっかけは?
第2章 年下の男の子🎵
「「ただいま~。」」
もう当たり前に一緒に帰る二人の家。
一緒にお風呂に入り湯上がりの一杯。
「麻里絵、話があるんだけど。」
「うん。」
「家のこと、完全にここに引っ越して来ないか?」
「そうだね。」
「それとも、別に新居を構える?」
「でも、一二三にもちょくちょく行きたいし、ここ十分広いし、ここに住みたい。」
「そうしたら、11月の連休で引っ越ししよう?」
「うん。」
結局、同居同盟を組んでから、一回も自宅には帰らなかった。
郵便物のチェックや換気にヒサオと一緒に数回行っただけ。
優希ちゃん曰く『グイグイ作戦』に乗せられたままだったのだ。
フェアが終わったら少し忙しさは落ち着くけど、だからといって同盟を解消する必要はない。
出来る限りヒサオと一緒に居たいから、、、
「それでさ、完全に引っ越すにあたって、まずは麻里絵の家に挨拶に行くべきかと。」
「あ、あぁ、そうね。」
やっぱりヒサオのグイグイ作戦は続く。
まあ、嫌じゃないからいいんだけどね。
このしっかり者のヒサオが年下だとしても、まあいいや。