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風俗ごっこ
第8章 8  ソープ葵のオプション3Pスペシャルメニュー
に漂う。

 いけない、これはいけない。このままではあたしは大介と交わる事にな

る。それも夫の見ている前で。

 頭のどこかでまだ理性のかけらが残っていて黄色信号を出していた。身体

は明らかに女性器にペニスを入れる事を望んでいた。

 高く掲げた腰を支える脚の力が抜け、潰れる様にうつ伏せになると股間は

閉じられ排泄孔へのキスは中止される。ほっとした気持ちよりも残念な気持

ちの方が強い。本当はあのまま達したかった。絶頂を身体が欲していた。身

体の中にアクメを渇望する何かがどんどんたまって、早く入れてもらえ、旦

那のペニスも良いが、初めて味わう大介のペニスはもっと良いかもしれない

ぞ、と耳元で囁かれている様な気がした。

 あたしは身を捩って夫を捜した。大介に紀和と変わってもらう事が唯一の

解決策の様な気がした。

 視界に入った夫はマットの横の床に手を突いて下を向いている。そうして

夫の前の床には放出された白濁液が溜まりを造っていた。

 声を掛けられなかった。夫はあたしの悶える姿を見て達したのだ。

「葵さん、紀和は見てるだけでいっちゃったけれど、俺まだなんだよ。さっ

き紀和に入れる事になっちゃったらどうするって聞いたら、かまわないって言わ
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