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風俗ごっこ
第4章 4 ヘルス嬢マリリン
4 ヘルス嬢マリリン

 翌週、大介が来る前の日にあたしは夫と今回は大介とどう接したらいいの

か話し合った。

 夫はあたしが大介と絡み合っている姿を見て物凄い嫉妬に襲われるが、そ

の反面嫉妬に駆られながら興奮するボルテージは性器に触れずに達して射精

するほどの快感だというのだ。そうして大介が帰った後に他の男の精液の香

りが漂う中でのあたしとの行為は甘美を通り越して愉悦の極致の様に思える

と言う。

 だが夫の感情は複雑で、あたしと他の男のセックスなどは到底許せないと

思っているのに、昂ぶっていく自分に引きずられ、どこまで許せるのか自分

でも判断が付かない状態だと言うのだ。

 要するにあたしが大介と風俗ごっこの様に絡んで奉仕しているのを見て興

奮するけれど、自分の中では許せないと思っている。

 しかし、行為が過激であればあるほど興奮も強い。

 従って許せないと思う行為ほど快感も強く、自分でもどこが限界なのか分

からないと言う事なのだ。

 結論は、限界はその時になってみなければ分からないと言う事だった。駄

目だと思ったら止めるからと夫は言うのだけれど、今まで止めた事は一度も

ない。

 あたしは夫は決して止めないだろうと思う。快楽の誘惑は嫉妬心が強いほ

ど更に大きく心を支配する。

 本番などは絶対に許せないからと口では言っているけれど、それでさえあた
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