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背徳の嗜好
第10章 罰ゲームは年下の彼女に…

 『但し…』の言葉に続けて、奈央の口から語られたのは…

 「…もし、ご主人が美紀さんのコトをイカせる前に、私の言い付けを守れず、
途中でコチラを振り返って観てしまった場合は…
今度は罰ゲームといった甘いモノではなく、ご主人に対しまして、
かなり辛いお仕置きをさせて頂きます」

 「…つ、辛い…お仕置き…」

まるでSMの女王様のようだろうか?

奈央のサディスティックな鋭い眼差しに、私はゾクゾクと身震いさせられる…

 「ハイ…この罰ゲームが終わりますと…
いよいよそれぞれのペアが挿入となって、セックスを魅せ合うことになるんですが…
その前に、私がもう一発…ご主人から精液を搾り取らせて貰うことになりますので…」

 「なっ!」

こうして、奈央から私に言い渡されたお仕置きは、死活問題といっても過言ではない…

 「…も、もう一発って…そんなことされたら…」

最初から指折り数え、思い返してみれば…
今日この時点ですでに、朝からトータル4発射精してしまっているのである…

仮にもし、また奈央にもう一発、抜かれてしまえば…
美紀とセックスすることになる前に、流石に…
肝心の私のモノが勃たなくなってしまうかもしれない恐れが出てくるだろう…

勿論、奈央は男がこうした不安に駆られ、私が不能になってしまう可能性も含めて、
お仕置きとして言っているに違いない…

私が顔面蒼白となり、ドン底まで落ち込んでいる中、更に追い討ちを掛ける様に…

 「…それと、歩子さんについてなんですが…ご主人が美紀さんをイカせるよりも、
歩子さんの方がガマンできず、先にイッてしまった場合は…
歩子さんにも当然、それなりのお仕置きがありますので…」

 「…あ、歩子もって…」

ココでも連帯責任の縛りがあるのか…
私の出来不出来によって、歩子のイク末までもが決められるだなんて…

 「…お仕置きって…私には、何を…」

歩子が恐る恐る問い掛ける…

 「フフッ…歩子さんもさっき、ご主人が美紀さんにアナルを責められて
気持ち良さそうにイク姿をご覧になりましたよね」

 「…」

 「…ソレと同じ様に、今度は私が歩子さんにアナルの快感をお教えして、
歩子さんのアナルバージンを奪わせて貰いますから…」

 「…そっ、そんな…」

こうして、歩子に言い渡されたお仕置きは、私達夫婦に戦慄を走らせたのだった…
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