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背徳の嗜好
第10章 罰ゲームは年下の彼女に…
「さぁ…では、ご主人…時間も勿体ないですし…
そろそろゲームを始めてイキましょうか…」
準備は整ったのか、背中越しに奈央から声が掛けられる…
同時に一気に緊張感が高められ、私はゴクリと大粒の唾を飲み込んだ…
「私の方はいつでも大丈夫ですので…ご主人さえ宜しければ、
もうソチラのお好きなタイミングで自由に始めてもらって構いませんから…」
「…じ、自由にって…」
思いもしない奈央の勧めに、私は困惑する…
今の言い方であれば…
両者横一線に並び、用意ドンの合図で一斉にスタートするのでなく、
フリースタイル方式で私の好き勝手に始めてイイというのか…
余計なプライドが邪魔してか、私も流石に引け目を感じ、身動き出来ずにいると…
「フフッ…ご主人、遠慮して頂かなくて結構ですよ…実は私、
このゲームで男の人に一度も負けたことが無いんです」
「なっ!」
奈央の口から飛び出したのは、
私の心を真っ二つにへし折る痛恨の一撃といってもおかしくはない…
「ですから、ご主人にある程度先に始めて頂いて、
私が少し後から追い掛ける形でも全く問題ありませんし…
そのくらいのハンデがないと勝負にならなくて、面白くないですから…」
「…」
それほど負けない自信があるということなのだろう…
ココまで強気な態度を魅せ付けられては、
私のなけなしの自尊心も完全に消え失せてしまう…
こうして、ヤル前から戦意喪失へと追い込まれてしまった私は、
奈央の好意を素直に有り難く受け入れ、美紀のいるベッドの下に跪いた…
「さぁ、ご主人…私のも舐めて、気持ち良くシテ…」
意気消沈した私とは対照的に、
トリとしてようやく最期に回ってきた自分の番を存分に愉しもうと…
美紀が意気揚々と私を手招きする…
操られるかの様に、私が美紀の女陰に顔を近づけると…
「…」
ソコからムワッと強烈な女性特有の甘酸っぱい芳醇な淫香が鼻腔を突き抜け、
私のイチモツに再び硬く芯を挿れた…
怯むことなく、そのまま鼻先をピッタリ摺り寄せると…
「アッ…」
唇が触れた途端…コレが開始の合図かの様に、美紀の口から官能的な艶声が漏れてくる…
「あっ、貴方…」
こうして勝ち目の見出せない状況の中…
歩子のアナルバージンを賭けた私達の絶対に負けられない戦いの火蓋が
切って落とされたのだった…