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背徳の嗜好
第3章 淑女との個人面接
「…やはり、こういった話を聞いてみますと…
だんだん不安になってきてらっしゃいますか?」
またもや、心の中が見抜かれる…
「…そ、そうですね…正直、今の話のように、自分も…は、早く出してしまって…
イザという時に、勃たなくなってしまうんじゃないかと思うと…」
自分でも早漏の自覚がない訳ではない…
私は自信を喪失しかけ、小さく俯いた…
「フフッ、すいません…私も今試しに、
少し意地悪なことを言ってしまいましたが…実際、その現場になって、
いざ始めてみますと…ご主人がどんなに早くイッてしまおうが、
そんな心配なんて全く要らないことなんです」
「エッ?」
まさか、私をからかって弄んでいたとでもいうのか、
彼女がイタズラな表情でクスクスと妖しい笑みを浮かべている。
「安心して下さい…例え今日この後、ご主人が途中でガマンできなくなって、
早めに射精するようなことになったとしましても…二、三発出した程度でしたら、
勃たなくなってしまう様なことは、まずありませんので…直ぐに回復して硬くなりますし…
たぶん、どちからと言えば萎んでしまっている時間の方が少ないくらいだと思います…
特に、今のご主人の様に、初めてスワッピングをする場合の男性の方は皆さん、
だいたい最期、奥様の方のセックスが終わりになるまでの間、
ほぼずっと休む間もなく、勃起し続けることになりますから…」
「なっ!…ぼ、勃起し続けるって…ま、まさか…そんなことが…本当に…」
彼女のその言葉はかなり衝撃的だった…
「信じられないと、お思いですか?」
「…イ、イエ…まぁ、ちょっと言い過ぎのような気は…」
「…でしたら、その証拠として…一度ソコに立ってみて下さい…」
「エッ!…そ、それは…」
彼女の指示に、私は大きく狼狽えさせられる…
(…た、立ってくれって…今、彼女の前で立ったら…)
「フフッ…別に恥ずかしがらなくて、大丈夫ですよ…
隠さなくても、コッチはちゃんと、今のご主人の状態が全部解ってますから…」
(…わ、解ってるって…)
「もうすでに勃ってらっしゃいますよね…先に、オチンチンの方が…」
「…」
老練な彼女の口から発せられた『オチンチン』という幼児的な陰語は
より一層イヤらしい響きだった…