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背徳の嗜好
第4章 明かされた真意

 「アラ…そうなんですか?」

その事実を聞き、彼女の声がどことなく弾んだように感じられる。

 「…は、はい…ですから、私以外の他の男が相手でも
本当にイカないモノなのかどうなのか確かめたいといいますか…
もし、そうでなければ…妻が…中でイッてしまうとしたら、
どんな感じになってしまうのか…出来れば、一度でイイから見てみたいと
思うようになってきまして…」

 「…なるほど…そういうことでしたか…」

 「…た、たぶんこれは…妻も私と同じことを考えているんだと思います…
だ、だからこうしてスワッピングに興味を持ったんじゃないかと…」

 「解りました…でしたら、その件に関しましても、全く心配いりませんので…」

彼女の言葉は確信に満ち溢れていた…

 「実は今、ご主人がおっしゃったような理由で
ココを訪れるご夫婦というのも少なくないんです…けど、ほとんどの奥様は、
これまで中でイケなかったというのが、ウソだったかのように、
驚くほど短時間で、あっさりとイッてしまうんです」

 「…あっ、あっさりと…ですか?」

この話が真実であるならば、
これまでシテきた私のセックスが稚拙で不甲斐ないということなのだろうか?

 「はい、そうです…そのように女性がセックスで中イキするかどうかというのは、
肉体的な刺激はもちろんですけど、それよりも精神的な面が
かなり大きなウエイトを占めるんです…スワッピングでは、ご主人はもちろん、
同性である他の奥様にまで、何もかも見られているといった普段と全く違った
シチュエーションですとか、挿入に至るまでの前戯などのプロセスの段階から、
奥様がずっとこれまでにない程、激しく昂揚し続けることになってしまう
ということから、ちょっとした手や口の愛撫でも感度が格段にアップし、
その状態でいざ挿入されてしまいますと、
追い詰められるようにイッてしまうんです…
そして、奥様の身体が一度でも中でイク感覚を憶えてしまえば、その後は
だいたい二度三度と立て続けに何度でも狂ったようにイッてしまうことになりますから…」

 (…く、狂ったようにって…)

本当に妻がそのようにイッてしまうのかと思うと、
私のイチモツは今にもはち切れんばかりにいきり勃っていた…
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