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背徳の嗜好
第15章 妻のカミングアウト

「ねぇ…何考えてるの?」
「エッ…ナ、ナニって…」
邪な考えが読まれたのか…歩子の問い掛けに狼狽える…
「…さっきからお尻の割れ目に、ちょうど硬いモノがハマってるんだもん…
そうやって後ろから突き勃ててこられたら…
コッチだって変な気分になってきちゃうじゃない…」
チラリと後ろを振り返り、歩子がニヤリと妖しくほくそ笑んでいた…
「…イッ、イヤ…だって…そ、それは…薬の所為で…」
子供の様なチンプな言い訳は、歩子にイタズラ心を芽生えさせる…
「フフッ…男の人って…勃ったら勃ったで、大変ね…
こんな処でそんなテントを張ってたら、痴漢に間違われちゃうわよ…」
「…そ、そんなこと言われたって…俺だって、こんなトコ見られたくないけど…
勝手に勃っちまうんだから、しょうがないだろ…」
「…そうね…そんなに鎮められないなら…このまま見て見ぬ振りって訳にもイカないし…
私が手を貸してあげた方が収まりがつくのかしら?」
「エッ!ナ、ナニを…」
歩子の右手が私の股間をまさぐり、イチモツの勃起度合を慎重にチェックしている…
「…だって、ずっと勃ちっ放しの状態だっていうなら…
家までバレずに、隠し通すことの方が難しそうだし…
だったらいっそのこと、私がこうやって痴女になりすまして、痴漢してる感じに魅せた方が
周りの人の目のカモフラージュになるんじゃないかと思って…」
「…ち、痴女って…そ、そんな…」
歩子が閃いた驚きの妙案に、私の顔が引き攣った…
「…ホントは、誰にも言わずに、墓場まで持っていくつもりだったんだけど…
この際だから、私も正直に言うわ…実は…貴方が寝取られに興味を持ってたみたいに、
私には痴漢的なプレイをしてみたいって願望があったの…」
「なっ!」
歩子のまさかの背徳的な性癖のカミングアウトは、私の度肝を抜く…
「ねぇ…どう思う?やっぱり、痴漢なんて犯罪だし…
手を出さずにヤリ過ごしたがイイかしら?」
「…」
衝撃がデカ過ぎ、私は応えられなかった…
「フフッ…煮え切らないのね…イイわ…私だって、貴方の寝取られ願望に
付き合わされたんだし…貴方だって、私の欲望の為に少しは身体を張ってくれないと…」
応えを待たず、歩子が行動に出る…
チィーっと静音がし、ゆっくりと私のズボンのファスナーが下ろされていた…

