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背徳の嗜好
第6章 一方、別室で妻は…

 「あら…残念…もうこっちも終わってたんだ…」

当ては外れ、妻の面接もすでに終わり、身支度を整えていた…

 「あぁ…たった今終わって、
オレもそっちの様子を見に行こうかと思ってたところだったのに…」

お互い相手のことが気になり、出歯亀がしたかったのか、
彼女の主人も残念そうな顔を魅せる。

 「貴女が歩子さんですね…
私はこの人と一緒に当クラブを主催している妻の美紀と申します」

バスローブに身を包み、ベットの隅にチョコンと控えめに腰掛けた妻を目にし、
美紀が微笑みながら会釈した。

 (…つ、妻って…こ、こんな綺麗な人が…)

初対面のその彼女の容姿に驚かされる。

美紀は女性の目から見ても、ズバ抜けて美しかった…

目鼻立ちがくっきりしたルックスはもちろん、
痩せ過ぎず、腰の括れたスタイルは完璧といっても過言ではない…

特に際立って見える胸の膨らみは、
明らかに自分よりも一回り以上大きいモノだった…

そして、落ち着いた感じで気持ちに余裕のある雰囲気からは、
大人の女性の気品と色気がムンムンと醸し出されている…

 「お前が先にこっちに見に来たってことは…
どうやら、ご主人の方は上手い具合にイッたってことでイイのかい?」

 「えぇ、もちろんよ…思ってたよりも少し早めに結果が出ちゃったから、
こっちはまだヤッてるかと思って、ちょっと急いできてみたんだけど…
お互い早かったみたいね」

 「う、うん…そ、それはまぁ…」

バツが悪そうに、彼は頭を掻きながら、小さく頷いた…
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