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ソレは、二十歳になってか……ら……?
第4章 約束(後日談)
*
「ね……ちんこイれてい?」
光がすごくおばかな事を、内容と全然合わない色っぽい声で聞いてきた。
酔っ払った光は、いつもより少し感情表現がストレートで、開けっ広げで、エッチだった。
子供みたいに自慢気に「ちんちん!」とか言ってる姿は、もう、ほんとに、最高におばかさんで……歌姫のヒカリさんでも頼りになる年上の男の人でもなくて、まるで、人懐っこい近所の悪ガキみたいだった。
……かわいいっ。
何言われても「良いよ」って、言っちゃいそう。
そんな風に思っちゃうってことは、初めてのお酒のせいで、私もちょっとおばかさんになっちゃってるのかも……。
「……ん。」
ふわふわした気分で頷くと、お尻を撫でるみたいにして、するっとショーツを下ろされた。自分で腰を上げて、中途半端に引っ掛かってるショーツを脚から抜いていく。腿とふくらはぎにレースが擦れて、体の奥が甘く蕩けた。
ショーツを自分から脱いだのは、動きたくなった時に、邪魔だから。ずらされて入れられるだけじゃ我慢できなくなっちゃうかもしれないし……なんて、いやらしい事を期待しちゃうのも、お酒のせいも有るのかな……。
ちょっとだけ恥ずかしくなって、下を向く。
顔を上げさせられて、頬を撫でられて、いたずらっぽく笑われて、軽くキスされて……その仕草の全部に、ぞくっとする。
……ばかで、エッチで、可愛くて、色っぽくて、
「……んっ、あ……ぁあんっ、はいっ……」
私の隙間をいっぱいに埋めて、なにも考えられなくなるくらい気持ち良いとこに、一緒にイカせてくれる人……。
「っはー……すげ……」
中に入ってしばらく、お互いを味わうみたいに動かずに居た光が、溜め息を吐いて、動き始めた。ぐちゅぐちゅと音がして、軽く動かされた後は、徐々に激しい出入りになる。
お酒のせいなのか、なんだか今日は、すごくはっきり光を感じる。
中の方を一杯にされる感じとか、浅いところで引っ掛かる感じとか、時々イイ所をノックされるみたいに触られる感じとか……奥が疼いて、ぴりぴり電気が走るみたいに背中が痺れて、濡れ方だって、いつもよりずっと……
「え……?」
それまで気付かなかった事が、突然、目に入って来て。
ぼんやりしていた頭が、一瞬でひやりとした。