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ソレは、二十歳になってか……ら……?
第4章 約束(後日談)

「……っはー……すっげーでちったー……」

「っ……ふ……んっ……」

 他人事みたいに呟かれながら、中からくたっとなったものがずるりと抜かれた。
 中からどろっと何かが流れ出して、体が震える。
 ソファは革張りだから、簡単には湿らないけど。 前を肌蹴られ体の下敷きになってる部屋着のパーカーは、お尻の辺りがすっかり濡れてしまっる。

「……やべ、きゅーけー……」

「……ん、っ……」

 はあはあと浅く速くなった息を、整える。喉が引きつるような感じがする。
 光はテーブルに手を伸ばして水のボトルを取ると、一口飲んだ。

「のむ?」

「ぅん……ぁ」

 上半身だけ、起こされた。
 動いたことで、また中から何か流れ出てくる。
 それに気をとられていて、口の端から水を零した。

「えっろ……」

「あ、つめた……ぁんっ」

 胸まで零れた水を手の平で拭われて、舌でぺろっと舐められた。

「……るり、すげーおいしー……」

「あ、ふ……」

 首筋から胸まで、水の滴の跡を辿る様に舐めながら、光はうっとりと囁いた。
 いつもより掠れた、色気が滲んだ様な声。それは耳から体に入って、痺れ薬みたいに、全身に回った。
 
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