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ソレは、二十歳になってか……ら……?
第4章 約束(後日談)
「……もっと、シよ?」
「っぁ」
イッたばっかりの場所が重たく疼くような声と、耳を唇でくちゅっと喰まれる、濡れた感触。 同時に体を横たえられて、乳首と、敏感になり過ぎているクリトリスを捏ねられる。
「あ!ひかる、だめっ、ゃぁあん、」
「きもちいー?」
「ぁ!あ、ゃあ、いゃああぁあん!」
「ここ、かわい……ぴくぴくしてる」
あちこちに一度に与えられる快感に、ついていけない。口から勝手に泣き声が漏れて、目から涙が溢れた。
「ゃあぁ、やだっ、こわいっ…」
「……こえーの?」
指が、離れる。
羽織っただけになっちゃってる部屋着の中に手が入って来て、背中を撫でられる。
「まだっ、イってるのっ……からだ、へんっ……こわいっ、」
「……るり?こっちみて」
「う……」
おでこにキスされて、くっつけられて、抱き締められる。
さっきより少し力を取り戻したものが、お腹の辺りに感じられてかあっと体が熱くなる。
「おれ、こえー?いや?」
「っ……」
とっさに返事が出来なくて、目を伏せて、首を振る。
「光は、怖くないよ」
「おれ、こわくねー?」
「自分が変になるのが怖いの……動物、みたいでっ」
「どーぶつ……」
んー?と唸る光の手が、いつの間にか両方の胸をやわやわと揉んでいた。
「なら、いっしょにどーぶつになろ!」
「え?」
「おれもっといっぱいるりんナカでだす!」
額から離れた唇は、髪や頬や首筋や、あちこちにキスを落としながら、ストレートに欲望を口にする。
「え、まって、あ」
お腹に触れてるとこが少しずつ猛って来た感触と、指先や唇が与える刺激と、無邪気な台詞と甘くて色っぽい声と……怖さの奥で、何かがむくりと動いたような感じがした。
「いっぱいイっていっぱいだすから、デキよっか?」
「え……?」
「デキて、るり……デキちゃって、おれと、ケッコンして」
「ぇ、あん!ぁ、は……」
……うそっ……
驚いて、顔を見る。蕩けそうな笑顔。
それに見惚れて、怖さはどこかに行っちゃって……頭が、くらくらした。
今まで感じたことが無いくらい、いろんな感情が交じり合って、体の中でぱんぱんになる。
好き。愛おしい。憎らしい。悔しい。切ない。
「……っあん!」
ぼうっとなってたら、体をくるっと返された。