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ソレは、二十歳になってか……ら……?
第4章 約束(後日談)
*
「いつもは、ちゃんとっ……してるんですけど……その時は、……とにかく、めちゃくちゃ、で」
橋本さんが、いくら理解が有っても、前に光に似たような目に遭わされてても。
避妊しないで、出来る時期かどうかも確認しないで生で入れられて出されたことや、動物になろうとか、中でいっぱい出すとか、いっぱいイこうとか、出来たら結婚して産んでとか言われたことや、それが何回も……光が急に寝落ちするまで繰り返されたことは、恥ずかしすぎて、言えない……。
「それで、橋本さんが前にヒカリさんにお酒飲ませた事が有るって聞いて……そのときは、どうだったのかな、って……」
「……似たり寄ったりだと、思うわよ。そうねー……」
橋本さんはちょっとだけ、んー?と考えた。
「んーと……簡単に言えばライブの後の興奮しまくってサカッてるヒカリの、百倍くらいの感じかしら」
「ああ……」
『憑き物憑いてるみてーに、興奮すること有んだよなー』
光の言葉を思い出して、分かります、と頷いた。
今回は部屋に居て、お風呂も済ませて部屋着だったから、ライブの後みたいに非常識な場所でしちゃうとか、服が破けるとか、人に見られそうになるとかは、無かったけど。
その分、「どーぶつみてーに」貪られて泣かされてイかされて、なのに光は寝落ちして忘れちゃって……翌朝、ほんっとに、大変だった……。
「飲ませたのなんか、ほんのちょっとよ?そんな気も、全っ然無かったのよ?なのに、蛇に睨まれた蛙か、教祖様に出会った下々の者みたいな気持ちになっちゃって……もうこのまま殺されちゃっても良いとか思いそうになってる自分に、本気でビビったわ……」
橋本さんはふーっと息を吐いて、眉間の辺りを手で揉んだ。