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ソレは、二十歳になってか……ら……?
第4章 約束(後日談)
……だけど。
それは、震えるほど、気持ちよかった。
迸る生命そのものを受ける器になってるんだって体中で感じて、神聖な儀式をしているみたいな……
…………思い出すだけで、気持ち良くなっちゃう……。
「……あのさ。ワタシ、一応男なんだけど」
「……え?」
やっぱり、男性に相談するには、内容が露骨だったかもしれない。
そう思ったら、橋本さんは全然違うことを言った。
「人前で……特に男の前で不用意にそういう顔するの、お止めなさーい。」
「そういう顔?」
「……『エッロい顔』。」
「っ!?」
橋本さんの口からそんなこと言われると思ってなくて、思わず固まった。
「……って、光なら言うかしら?アナタみたいな美人さんがそーんな顔してたら、男なんて一溜まりもないわ。ぼとぼと落ちて来ちゃうわよ」
「……すみませんっ……」
私、そんなに、すごい顔してたのっ……?!
光との事を思い出す時は、これからは、人が居ない所でだけにしなきゃ……!