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狂わされた果肉
第42章 外編令嬢真美の恥癖
 若菜 真美、母方は三条家の貴族の出、父方は十代続く材木商から建設会社に今では不動産、アパレルとファミリー企業に、歴としたご令嬢である。
 中、高、大、一貫した女子校で明るく健やかに不自由無く育って来た彼女にも、誰にも言えない陰があった…。
 真美が高校二年の終わり頃、米国での金融恐慌の煽りを受け、真美の父親の会社もその影響下に多くのリストラを敢行した…。
 その為か、社員への外聞を気にし、これまでの真美の送迎車を節約の一貫として取り止めた時期でもあった…。
 真美としては、初めて友人達とお喋りしながら帰宅する事に新鮮さと本の少し自由を手にした喜びを感じていた…。
 特に憧れでもあった深田 明莉(あかり)先輩と帰宅する時は、ファッションや芸能の話題に男性とのお付き合い真美にとっては、初めて知る事ばかり、興味が募り想像していたある日。
 明莉「今日は特別に秘密の場所を教えて上げる、真美には刺激が強過ぎるかもだけどね♪うっふ」
 そこは、明莉が通う塾の通り道にある公園だった、こんな所に公園があったんだ…街の中の死角とも呼べる、入口が狭いが中は広く雑木林に囲まれ薄暗いが所々に綺麗なベンチや芝生が見え隠れしていた…こっちよ!明莉の後ろに着いていくと生垣の隙間から一組のカップルが見えた…あっ!思わず声をあげた真美…
 しっ!静かに、明莉が注意する…凄いでしょ?
真美は、顔を真っ赤にし頷く…ベンチに座った男性の性器を女性が嗤え舐め、ベンチの下から痴漢だろう人の手が女性の股間に伸びていた、女性は声をあげ気付いているのかいないのか腰を揺り動かし彼氏であろう人の男性器を音を発てしゃぶる…。
 初めて見た衝撃に固まってしまう真美…
それ以来、家庭教師を断り進学塾へと通う様に今では時折独りで覗きオナニーする事が日課に成りつつあった頃だった…。
 里見広大…真美の父親の会社にコネ入社するも、先のリストラに会い少な必ず逆恨みを持っていたこの男が真美を公園近くで見掛けた…あれは!社長の娘、一度会社の創立記念会に見掛けた、もう高校生かすっかり美女に育ったなぁ…
 こんな所に公園か?こんな遅い時間に塾帰りか…彼氏と待ち合わせとか?どれどれ…跡を付ける里見、公園の奥へと二人の姿が消えてゆく…。
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