パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第46章 突撃(￣□￣;)!!

　作業服を着た男達が教団の周囲を道路封鎖していた、通行止の看板に工事用フェンス立看板には、[大変ご迷惑お掛けします風組]作業していたのは風組預かりの右堂会の者達…。
　右堂会若頭　石井勝美に組織委員長の江田もいた…
お前達、準備出来たか急げ！江田の激が飛ぶ…
　石井若頭、来たぞ仁君だ！911ターボＳのエキゾースト音が近付いて来る…バッフォーン…シフトダウンし石井と江田の前に止まった…「態々すいませんね石井さんに江田さん！」
　仁が声を掛ける、僕に頭は下げる必要は有りませんよ…下げるのは、自分の方ですからと二人に深々と頭を下げる仁…
　石井、気遣い無用だよ仁君、其よりも準備は、整ってるから我々も加勢させて頂きますよ！
　仁、いえ…其には及びません、出来れば外周をお願い致します…大河さんも外回りで待機して下さい。
　大河ミルキー、了解です気をつけて仁さん！
有難う…心配は、要らない親父達が来たら後を頼むよ！じゃあ～
教団の正門に向かい歩いて行く仁…
　江田「何だか、普段より落ち着いてましたね…？」
石井…「仁君の場合は、その方が怖いんだよ…」
大河「ですね…」
江田「でも相手は、500人は居ますよ！我々も加勢した方が…其に素人では無いですしカオスの時とは状況が違います」
　石井「それを踏まえての事だろうなぁ～工事の雑音で騒ぎを消せと風組から言われたからな…」
　散歩にでも行く様な軽い足取りで歩いて行く仁の後ろ姿を見送った三人だった…。
　後ろ姿は、颯爽に見えた仁だがその心中は怒りで渦巻いていた…
前を見据えた瞳は、冷たくも青く燃える様に自分が甘かった事を恥じた…又しても瞳と美伽に羞恥の想いを許してしまう事に自分を許せなかった…。
　教団の門をくぐり抜け奥へと進むに連れ怒りが吹き上がり全身が震える庭園の林を抜け建物の正面玄関の前に仁王立ちする仁…
　その眼前には、男達が立ち塞ぐ数にして前列に300人後列に200人程か…階段の上部の大きな玄関ロビーの扉が開き笑い声を上げる男の姿が現れる…。
「くっくっ…ふっふっ…独りで震えているのかな小僧！まぁ～無理も無いが…私は、マオ一族三兄のカイゲンの長男カイギン様だ！」
　仁の後方から「生憎だが１人じゃない！」そう叫んだのは、左京だった…宮崎「若、先走らんで下さいよ～」