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狂わされた果肉
第60章 幕間
 その頃、仁はようやく三咲と共に帰路を急いでいた…。
数日前…帰郷していた三咲先生から両親に会って貰えないかと連絡を受け予定を変更して島根に向かった仁…。
 三咲先生は、申し訳なさそうに事情を話した三咲の実家は、出雲大社の分社に属した古く歴史有る神社で神主を務める父親と代々巫女を務める母親と妹、三咲の四人家族であり…
 三咲も妹も元々巫女を務めていたと言う…そこまでの話しは、以前にも少し聞いていた仁だが…
 三咲の父親は、神主の傍ら古武術の道場を開いており三咲と妹にも幼い頃から教示していた…。
久しぶりに帰郷した三咲が父と手合わせした折、三咲に女に成ったなと訊かれ仁の事を話したと…まぁ~良くある事だと仁も観念して挨拶くらいは、しておかないと思い出向いた訳だったが…
 少し違った様子だった…父親曰く、三咲先生には縄代と呼ばれる古い蛇の神様が憑いて居ると守神として三咲を見守ってるとも、その為か三咲先生は結界師としても役目を務めたと…
 当然ながら三咲本人にも結界が…コホンッと咳付き、詰まり並みの男の逸物では産道を開く事は叶わないらしく…
仁の名字を聞き出し、是が非でも会ってみたいと成った訳だったがそれにもう1つ三咲の子宮に新たな結界印が結ばれていた事も気掛かりに思い呼び出したとの事だが仁には、さっぱり判らない…
 兎も角、三咲の家族に上げ膳据え膳の待遇を受け、父親から古武術をも教わった邪気祓いにも成るらしく、合気道の源流に通じ相手の力を受け流し気を溜めて己の拳で気を放ち、投げ打つ決めるの連続技が基本との事で仁も夢中に成る程熱中した…。
 帰り際には、出来れば男の子を早くお願いしますと…頼まれ困ってしまう仁だった…
 三咲は、父親から古い物語を訊かされていた南北朝時代に迄、遡り後醍醐天皇と足利尊氏の擁立する天皇と別れた時代である、後に政変を繰り返し室町幕府により統合されたとされる。
 幾度かの乱から南朝の皇子を影から守護する為、代々風一族と雷田家が担って幕府側に対抗した…。
 以前より風神雷神と呼ばれた存在だが後醍醐天皇亡き後、皇子を匿う為中国九州地方に逃げ延びたとされ、その道筋を助けたのが出雲大社とされる…。
 過去に、二度の元寇の折、風一族と雷田家が対馬沖似て高麗の進行を影働きで退けた功から後に南朝の後継を名乗り出ない事と名を持つ事で朝廷及び幕府から免罪符を受ける。
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