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第65章 広がる魔の手、拡散するエロ

　仁『まぁ…兎に角、皆に集まって貰ったのは今日の起こった事を含めて菜奈さんから相談去れた事と関係すると思ったから何だが』
　左京(元右堂会切っての武闘派、200人斬りの左京と呼ばれた男)がそれで今日の一件様子見したのか仁？
『そう言う事です、思ったより根が深いと感じたので…泉、菜奈さんの相談内容を説明して貰えるかい』
　泉「はい…では事の発端は、現知事で菜奈さんへの会派からの勧誘です現状菜奈さんは、無所属ですから…」
そこで、現第一与党の自由人民党から次期参院選を念頭に声が掛かったのだがこの国の政治は完全な男尊女卑の世界で有り魑魅魍魎の巣窟でもある事から女性議員は極端に少ない。
　その中で亡き夫の後を継いだ菜奈さんに直接声が掛かった訳だがその際、声を掛けたのが現職のこの地区の国会議員下見 源一郎とその子飼の県会議員議長丹波 大海の二人だった…。
　下見の話しでは、この地区で近々大規模な人事異動が有りその際に大きな制度改革(性奴)を行う予定だから菜奈にも是非参加をお願いしたいとの事らしいがかなり胡散臭い…。
　と言う話しだった、これを聞いた仁が思った事は、この街を牛耳って居た蛭田警察署長と六車主席裁判官の後釜に着き磐石にする足固めと感じた事だった…。
　深雪「成る程、その話し信憑性があるはつい最近県警本部長が代わるのしかも元蛭田署長の側近だった男らしく、何故そんな男がと不審に思っていたの…」
　仁『瑞樹に調べて貰っているが県、市の機関でも急な人事異動が有ったらしい…』
　舞「なら、明西高校の校長も工藤監督もそうよ確か教育委員会の一部も新しい委員長の大貫だったかしら」
左京「となると仁の言う通りかなり大掛かりな話しだな…」
黒澤　仁どうする気だ？出来る事は、何でも手伝うぞ！
仁『有難う黒さん、先ずは菜奈さんには気の毒だが相手を知る為にも話しに乗って貰い見極めるしか無いかな』
宮崎…毒を食らわば皿までって事ですか若！
仁『だね虎穴に入らずんば虎子を得ずって事だ！』
美伽「もう～今度は、誰の穴に入れる気よ仁！」
仁『いゃ～そう言うつもりは、無いんだけど…兎に角皆も用心して欲しいって事でお願いします』
　舞「まさか、三咲がねぇ～どおりて最近付き合いが悪いと思ったら仁君とそう言う事だったのね～♪」
三咲　うぅ…ナニよ！こっちこそまさかよ…舞、貴女仁君とやったの？「さぁ～」