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第80章 連鎖する魔の手　学園乱舞 前編

　宝生教頭　それにしても、金のピアスは外してて正解だったわね！あんな物あの男に見付けられてたら、其こそ玩具扱いされて居た筈よ…
　瞳「そうでしょうね、只私は他の人には気安く触れて欲しくなかっただけなの…」
　宝生教頭　確か刻印が刻まれて居たわね…それが貴女のご主人様って事かしら？
瞳「そうね私の全ては、その人の者の証かもね…笑」
　宝生教頭　あら、ちょっと嫉妬しちゃうかもよ！
瞳「宝生教頭こそ大貫とは浅からぬ因縁が有ったのね、其にあのお方って誰なのかしら？」
　宝生　お互い色々と訳アリって事ね…私も貴女も、もっと知り合えたら解るかもね…
　宝生教頭　今日は、これでお開き全員揃っての水着撮影の予定だったけど一人不参加だから明日揃ってからね！
　瞳先生、そう皆に伝えておいて、お疲れ様～♪︎
「分かりました、お疲れ様でした…」瞳はテーブルの上からリモコンを取り身支度を済ませる…ふうっ～
　そして三咲に先程、教頭の言った事を伝えた…
三咲　大丈夫、瞳さん？一筋縄では行かないみたいね！
「うん、海千山千って感じねぇ～本心が解らない…」
三咲　どうする大貫だけでも絞め落とそうか？
「笑笑…其には及ばないから取り敢えず皆を解散させましょう」
三咲　了解…！イヤホンを外し…ヨウエツさん、手加減してるかな？ちょっと心配…
　三咲は瞳が身に付けたマイクから全てを聴いて居たので、部屋の外で待機中のヨウエツに適当にヤっちゃえと伝えていた…
　美伽と美鈴がじゃ～先に帰ってるよ！瞳と三咲に手を振り校外に出ると近くで救急車の赤いランプがチカチカと回っていた…あら、事故かしら気をつけ無いとね…。
　瞳と三咲も片付けて駐車場に向かうとヨウエツが車の影から、大丈夫だったのか？
　奴は取り敢えず左腕骨折と脳振盪程度にしておいたが足り無いなら追加するか？
　瞳　えっ？三咲　良い感じね、見られて無いんでしょ？
ヨウエツ　誰に言ってる、当り前だ！大丈夫なら俺は行くぞ別件が入ったからな、全く人使いが荒いから…
　三咲　なんだか楽しそうね！
ヨウエツ　まぁ～退屈しのぎには成るからな♪︎
　そう言ってヨウエツのCayman Sが走り去る…瞳、もう知らない内にそんな事してたのね！
　三咲　仁風に言えば、代償は払って貰う！
三咲と瞳も車に各々乗り込み走り出す…瞳(体操教室の明かり消した筈なのに…？)仁に連絡する瞳…