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第85章 おののき、恐れ震える鬼畜共…

　丹波議長は耳🦻をつんざく絶叫と高音のモーター音が響く中で目を覚ました(何事だ？くっ…体が動かん…！)
　目を開き確かめるとストレッチャーの上で雁字搦めに縛られ身動き出来無い、其よりも僅かに顔を動かし絶叫の方に視線を移した…まさか…嘘だろう…。
　絶叫の主は温水だった…丹波議長は全身を震わせ、血の気が一気に引いて行くのを感じた…お、遅かった！
　手術台の奥のモニター画面に四肢を切断されようとしている温水の姿に絶句した…

　ヨウエツ ほら、暴れるから血管切ったじゃないか！
血吹雪が部屋に舞い、そっちクランプ頼む！
　茜 任せて！先生そっちは大丈夫です？
貝見院長 電気メス取ってくれ！はい！

　モニター画面は、事前に仕込まれた実際の手術映像を加工した物を流し、出血は輸血パックを電気ノコで切った物と牛肉に電気メスを宛て肉の焼ける匂いと煙を演出して居たが…
　温水本人には、幻覚剤を投与しその様子を見た丹波議長は最早パニック状態に陥って居た…。
　その効果は充分以上に鬼畜共を恐怖のどん底に陥れて居た…丹波議長を筆頭に大貫、高階、堺、二場は、温水に負けない程の絶叫を上げ、一心不乱に許しを乞う…。
　仁「全員お目覚めの様だな！忠告はして置いた筈だし、何より俺の身元を知った上でのこの所業だよな？随分と俺の実家も嘗められた者だよなぁ～」
　許し乞う鬼畜共は、次第に罪の擦り合いに…喚き立てる始末に…
仁「五月蝿いよ、皆さん揃って一緒にしてやるから大人しく順番待ってろよ！」温水の絶叫が続く…。
　丹波議長 頼む、何でも従うからお願いだヤメテ下さい！
仁「オイオイ、舌の根も乾かないウチにやらかしておいて良く言えた物だなぁ～笑…」
「それにお前達の要な奴に毎回決まって、この事を言うがヤメテと叫ぶ女達を前に止めた事が一度でも在るのか屑共？」
　丹波議長 尤もだがお願いだ後一度のチャンスを…

温水が叫ぶ、もう一思いに殺してくれ！
ヨウエツ ケッケッケッ…何を虫の良いこと言ってる、俺にもじっくり楽しませろよ！お前も女達に同じ事言ってたんだろう？

　仁(うぅ…ヨウエツの外見が子供に見えるからか、余計に怖さが増して思えるなぁ…)
　ヨウエツ 只単にブッタ斬るなら、仁がやってるよ何の為に態々俺がオペしてると思ってるんだよケラケラ…