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独り暮らし女性連続失踪事件
第2章 罠
「仕方がないわね。じゃあ、ワインでも飲んで」と誠の顎に手を当て、ホットワインで飲ませたが、ED(勃起障害)治療薬も一緒に口に入れていた。そして、おしぼりでペニスを拭うと、指でくるっと皮を剥いてピンク色をした亀頭を露出させた。
それを見た吉野が「おお、懐かしいな。俺のも昔はあんなだったよ」と言うと、周りの男たちからどっと笑いが起きた。
聡子もおしぼりで亀頭の周りを拭いながら、「未使用ね」と妖しげな微笑を浮かべると、「ははは、〝未使用〟とはいい表現だ。さすがだ。やはり聡子さんは違うわ」と吉野はすっかり上機嫌になった。周りの男たちも「大沢、いいよな。俺と代わってくれないか、ヒヒヒ」と卑猥な笑い声をあげた。
そこに、ブルブル、ブルブルとスマホの呼び出し音が部屋に響いた。
「おう、俺だ。何、そうか、捕まえたか。よし、直ぐに連れて来い」
電話を終えた吉野は「大沢、先生が助けに来てくれるとよ、楽しみだなあ、ははは」と笑った。配下の男たちも「来たってよ」と囁きながらニヤニヤと卑猥な笑いを浮かべている。誠はアルコールの影響で頭がふらふらしていたが、「先生、ダメだよ、こんなところに来ちゃ…」とうわ言のように繰り返していた。
そして、五分後、「誠君、怪我は、どうしたのよ!」と飯田絵美が部屋に飛び込んできたが、誠が全裸で柱に縛り付けられているのを見て、「な、何よ、これは…」と声を失い、その場に立ち尽くしてしまった。